元となった辞書の項目
indebted
解説
1. 基本情報と概要
- indebted (形容詞)
- 英語: Owing money or gratitude to someone.
- 日本語: お金や感謝の気持ちを誰かに負っていること。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
例:
- I am indebted to my parents for their support.(私は両親の支援に感謝しています。)
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: in-(否定の意味だが、ここでは「状態」を示す)
- 語幹: debt(借金)
- 接尾語: -ed(形容詞化する)
関連語:
- debt(名詞): 借金
- debtor(名詞): 債務者
コロケーション:
- deeply indebted(深く感謝している)
- financially indebted(経済的に借金がある)
- eternally indebted(永遠に感謝している)
- indebted gratitude(感謝の気持ちを負う)
- indebtedness(負債、恩義)
- indebted person(借金を負った人)
- indebted to someone(誰かに借りがある)
- emotionally indebted(感情的に恩を感じている)
- socially indebted(社会的に借りがある)
- morally indebted(道徳的に借りがある)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の「debitum」(借金)から派生。
- 歴史的背景: 中世英語の「endetted」から現代の形に進化。
ニュアンス:
- 感情的な響き: 感謝の気持ちや借金の重さを感じる表現。
- 使用シーン: 感謝の意を示す際や、経済的な負債を語る際に使われる。フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用可能。
4. 文法的な特徴と構文
- 一般的な構文:
- indebted to someone(誰かに借りがある)
- feel indebted(恩を感じる)
フォーマル/カジュアル:
- 両方のシーンで使えるが、感謝の意味で使う場合はフォーマルになりやすい。
5. 実例と例文
日常会話:
- I feel so indebted to you for helping me move.(引っ越しを手伝ってくれて、本当に感謝しています。)
- She is indebted to her friend for the loan.(彼女は友人に借金をしています。)
- We're indebted to our neighbors for their kindness.(私たちは隣人の親切に感謝している。)
ビジネス:
- The company is financially indebted to several banks.(その会社はいくつかの銀行に経済的に借りがある。)
- I am indebted to my mentor for his guidance.(私はメンターの指導に感謝しています。)
- They are indebted to their investors for the startup capital.(彼らは投資家からのスタートアップ資金に感謝している。)
学術的な文脈:
- The researcher is indebted to previous studies for foundational theories.(研究者は基礎理論を提供した先行研究に感謝している。)
- This paper is indebted to numerous scholars whose work laid the groundwork for our analysis.(この論文は、分析の基礎を築いた多くの学者に感謝している。)
- The author is indebted to their colleagues for valuable feedback.(著者は貴重なフィードバックをくれた同僚に感謝している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- grateful(感謝している)
- obligated(義務を感じている)
- beholden(恩義を感じている)
反意語:
- ungrateful(感謝していない)
- independent(独立している)
ニュアンスの違い:
- grateful: 感謝の気持ちに焦点を当てる。
- obligated: 義務感が強調される。
- beholden: 恩義を感じるが、やや古風な表現。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /ɪnˈdɛtɪd/
- アクセント: 第二音節「-deb-」に強勢。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 発音には大きな違いはないが、地域によって微妙なイントネーションの違いがある。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「indebtted」や「indetted」と間違えやすい。
- 同音異義語: 特にないが、「debt」との混同に注意。
試験対策:
- TOEICや英検などで感謝の表現や経済用語として出題されることがある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 借金を負った状態を思い浮かべると覚えやすい。
- 関連ストーリー: 「借金(debt)を負った状態(-ed)」と覚える。
- 勉強テクニック: 「感謝の気持ちを負っている」という文脈で例文を作り、多用する。
意味のイメージ
意味(1)
(…に対して…の)恩義を受けている《+to+名+for+名》
意味(2)
(…に対して…の)借金(負債)がある《+to+名+for+名》