mortar
1. 基本情報と概要
英語: mortar
日本語: 迫撃砲、モルタル
品詞: 名詞
意味:
- 迫撃砲 (mortar): 砲弾を発射するための短い銃身を持つ大砲の一種です。戦場で使われることが多いです。
- モルタル (mortar): 建築に使われるセメント、砂、水の混合物で、レンガや石などを接着するために用いられます。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
難易度: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: なし
語幹: mortar
関連性:
- mortar and pestle: すり鉢とすりこぎ(薬や料理の材料をすり潰すための道具)
- masonry: 石工、煉瓦工事(モルタルを使う作業)
- cement: セメント(モルタルの主要成分)
コロケーション:
- mortar attack - 迫撃砲攻撃
- mortar shell - 迫撃砲弾
- mortar fire - 迫撃砲射撃
- mix mortar - モルタルを混ぜる
- apply mortar - モルタルを塗る
- mortar joint - モルタル接合部
- mortar and pestle - すり鉢とすりこぎ
- brick and mortar - レンガとモルタル(物理的な店舗や建物を指す言葉)
- mortar bed - モルタル敷き
- wet mortar - 生のモルタル
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の mortarium
(すり鉢、すり鉢の中身)から来ています。中世英語を経て、現代英語の mortar
になりました。
ニュアンス: 兵器としての mortar
は戦闘や軍事に関連するため、フォーマルな場面で使われることが多いです。一方、建築材料としての mortar
は日常的な文脈でも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞: 可算名詞(mortar, mortars)
構文:
- The soldiers fired the mortar at the enemy.(兵士たちは敵に迫撃砲を撃った。)
- He mixed the mortar for the bricklaying.(彼はレンガ積みのためにモルタルを混ぜた。)
使用シーン:
- フォーマル/カジュアルどちらでも使用されますが、軍事用語としてはフォーマルな場面で使われます。
- 建築用語としては日常的な会話でも使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
I need to buy some mortar for the garden wall.
(庭の壁のためにモルタルを買わなければならない。)The mortar between the bricks is starting to crack.
(レンガの間のモルタルがひび割れ始めている。)Do you have a mortar and pestle for making spices?
(香辛料を作るためのすり鉢とすりこぎを持っていますか?)
ビジネス:
Our company supplies high-quality mortar for construction projects.
(我が社は建設プロジェクト向けに高品質のモルタルを供給しています。)The new building was constructed using a special type of mortar.
(新しい建物は特別な種類のモルタルを使って建設されました。)Brick and mortar stores are facing challenges from online retailers.
(物理的な店舗はオンライン小売業者からの挑戦に直面しています。)
学術的:
The study focuses on the chemical properties of different types of mortar.
(この研究は異なる種類のモルタルの化学的特性に焦点を当てています。)Historical buildings often require specific mortar compositions for restoration.
(歴史的建造物は修復のために特定のモルタル組成を必要とすることが多い。)The effectiveness of mortar in earthquake-resistant construction is being analyzed.
(耐震建設におけるモルタルの効果が分析されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- cement(セメント)
- plaster(漆喰)
- grout(グラウト)
反意語: 特に明確な反意語はありませんが、モルタルと対比されるものとしては「乾燥状態の材料(dry materials)」などが考えられます。
ニュアンスや使い方の違い:
- cement: モルタルの主要成分で、他の材料と混ぜて使用されます。
- plaster: 主に壁や天井に塗る材料で、仕上げ材として使われます。
- grout: タイルの間の隙間を埋めるために使われる材料です。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈmɔːrtər/
強勢: 最初の音節にアクセントがあります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音上の大きな違いはありませんが、イントネーションの違いがあるかもしれません。
よくある発音の間違い: morder
と誤って発音されることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: mortar
は moter
や marter
と間違えられることがあります。
同音異義語: ありませんが、「mortar and pestle」は「迫撃砲」と混同されることがあります。
試験対策: TOEICや英検では、建築関連の文脈や軍事関連の文脈で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント: Mortar
を「モルタル」と「迫撃砲」の二つの意味で覚えると良いです。建築現場や戦場のイメージを思い浮かべると覚えやすいです。
イメージ:
- 建築現場で職人がモルタルを塗っている様子
- 戦場で迫撃砲を発射する兵士の姿
勉強テクニック:
- それぞれの意味に関連する画像を見て、視覚的に覚える。
- 実際に使われている場面の動画を視聴する。
これが名詞 mortar
に関する詳細な解説です。勉強の参考にしてください。
モルタル