《単純未来》 ...でしょう / ...でしょうか / 《~ have 過分》 ...してしまっているでしょう / 《意志未来》 ...するぞ / ...させてやる / ...しましょうか, ...させましょうか
shall
《単純未来》 ...でしょう / ...でしょうか / 《~ have 過分》 ...してしまっているでしょう / 《意志未来》 ...するぞ / ...させてやる / ...しましょうか, ...させましょうか
1. 基本情報と概要
Shall は英語の助動詞で、「〜するつもりだ」「〜しましょう」といった未来の意志や提案、命令、義務を表す際に使われます。日本語では、未来の予定や提案、強い意志や約束を表現する際に使われることが多いです。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞:助動詞(modal verb)
- CEFRレベル:B2(中上級)
他の品詞
Shallは助動詞のみで使用され、他の品詞にはなりません。
2. 語構成と詳細な意味
Shall は単純な助動詞で、接頭語・接尾語・語幹の分解はできません。以下はよく使われるコロケーションです:
- Shall we dance? - ダンスをしましょうか?
- You shall not pass. - 通してはならない。
- Shall I open the window? - 窓を開けましょうか?
- I shall return. - 戻るつもりだ。
- What shall we do? - どうしようか?
- Shall we meet at 6? - 6時に会いましょうか?
- Shall we go for a walk? - 散歩に行きましょうか?
- You shall receive the prize. - 賞を受け取るべきだ。
- Shall we start the meeting? - 会議を始めましょうか?
- I shall never forget this day. - この日を決して忘れない。
3. 語源とニュアンス
Shall の語源は古英語の sceal
にあり、「〜すべき」という意味を持っていました。歴史的には、未来の予定や義務を強調する際によく使われました。現代英語では特にフォーマルな文脈で使われることが多いです。
フォーマルな場面や法律文書、契約書などで頻繁に使用されます。カジュアルな会話では will
の方が一般的です。
4. 文法的な特徴と構文
Shall は主に一人称(I, we)で使われますが、命令や提案の際には他の人称でも使われます。
一般的な構文
- Shall + 主語 + 動詞の原形
- 主語 + shall + 動詞の原形
イディオム
- Shall we... ?(〜しましょうか?)
- You shall not...(〜してはならない)
フォーマルなシーンや契約書などで使われることが多いです。
5. 実例と例文
日常会話
- Shall we watch a movie tonight? - 今晩映画を見ましょうか?
- Shall I help you with that? - それを手伝いましょうか?
- Shall we go out for dinner? - 夕食に出かけましょうか?
ビジネス
- Shall we schedule the meeting for next Monday? - 会議を来週の月曜日に予定しましょうか?
- Shall I send you the report by email? - レポートをメールで送りましょうか?
- Shall we discuss this issue further in the next meeting? - この問題を次の会議でさらに議論しましょうか?
学術
- Shall we proceed with the research as planned? - 計画通りに研究を進めましょうか?
- Shall I provide additional sources for the paper? - 論文のために追加の資料を提供しましょうか?
- Shall we collaborate on this project? - このプロジェクトで協力しましょうか?
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Will(〜するつもりだ): カジュアルな未来の意志や予定を表す。
- I will go to the store.(私は店に行くつもりだ)
- May(〜してもよい): 許可や可能性を表す。
- May I open the window?(窓を開けてもよいですか?)
反意語
- Shall not / Shan't(〜しないつもりだ/〜してはならない)
- You shall not lie.(あなたは嘘をついてはならない)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/ʃæl/ (アメリカ英語・イギリス英語共通)
- アクセントは単語全体にかかります。
- よくある間違いは、
shall
をshell
と発音してしまうことです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- Shall と Will の使い分けに注意。カジュアルな場面では
will
が一般的。 - Shall は一人称(I, we)で使われることが多いが、提案や命令の際には他の人称でも使える。
- スペルミスに注意。特に
shell
と混同しないように。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- Shall we dance? というフレーズを覚えると使い方がわかりやすいです。
Shall
はフォーマルな場面で使うことをイメージすると覚えやすいです。
このように、助動詞「shall」は未来の予定や提案、義務を表す際に使われる重要な単語です。フォーマルな表現として覚えておくと便利です。
《単純未来》
《一人称主語の平叙文で》…でしょう,だろう,する[予定である]
《おもに英》《一,二人称主語の疑問文で》…でしょうか,だろうか
《一人称主語の平叙文に,shall have+過分の形で》…してしまっているでしょう,…したことになるだろう
《意志未来》
《一人称主語の平叙文で,話者の強い意向・決意を表して》…するぞ,どうしても…する
《二,三人称主語の平叙文で話者の意志を表して》…させ[てや]る
《一,三人称主語の疑問文で,相手の意志を聞いて》…しましょうか,…させましょうか
《文》《規則・法令・戒律などに用いて》…すべし,…と定める
《文》《予言》…するであろう
《文》《決心・命令・提案などの表現に伴うthat節中に用いて》
《間接話法の被伝達部において》
《直接話法のshallをそのまま受け継いで》
《おもに英》《直接話法の二,三人称主語が間接話法で一人称主語に変わった場合に用いて》