grab
…‘を'ぎゅっとつかむ,ひったくる / (…を)ひっつかむ《+at+名》;(…に)さっと手を伸ばす《+for+名》 / 不意につかむ / 取り込む / 横取りする / 逮捕する / (人の心)をとらえる,〈人に〉強い印象を与える / を軽く飲み(食い)する / 〈...を〉大急ぎで取る,利用する
1. 基本情報と概要
grab(動詞)
- 英語: grab
- 日本語: つかむ、取る、ひっつかむ
「grab」は、何かを素早くつかむ、取るという意味の動詞です。急いで何かを取るときや、強引に何かをつかむときに使われます。
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
語幹: grab
関連語・派生語:
- grabber(名詞): つかむ人、強盗
- grabbing(形容詞): つかんでいる
- grabby(形容詞): すぐにつかむ、貪欲な
よく使われるコロケーション:
- grab a bite - 軽食を取る
- grab a seat - 席を確保する
- grab an opportunity - チャンスをつかむ
- grab attention - 注意を引く
- grab hold of - しっかりつかむ
- grab the chance - チャンスをつかむ
- grab the phone - 電話を取る
- grab lunch - 昼食を取る
- grab onto - しっかりつかむ
- grab a drink - 飲み物を取る
3. 語源とニュアンス
語源: この単語は16世紀の初めに使われ始めました。オランダ語の「grabbelen」に由来し、「つかむ、ひっつかむ」という意味があります。
ニュアンス:
「grab」は、急いで何かをつかむ、取るという意味があり、時には強引なニュアンスを持つことがあります。カジュアルな場面でよく使われ、フォーマルな文章ではあまり使われません。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- grab + 目的語
- 例: He grabbed the book.(彼はその本をつかんだ。)
イディオム:
- grab a bite
- 例: Let's grab a bite to eat.(何か軽く食べよう。)
文法上のポイント:
- 他動詞: grabは他動詞であり、目的語を必要とします。
5. 実例と例文
日常会話:
- Can you grab me a towel?(タオルを取ってくれる?)
- Let's grab a coffee after work.(仕事の後にコーヒーを飲もう。)
- She grabbed her keys and left the house.(彼女は鍵をつかんで家を出た。)
ビジネス:
- I need to grab some files from my office.(オフィスからいくつかファイルを取ってこなければならない。)
- Let's grab lunch and discuss this further.(昼食を取りながらさらに話し合おう。)
- He grabbed the opportunity to present his idea.(彼は自分のアイデアを発表する機会をつかんだ。)
学術的:
- The researcher grabbed the sample quickly.(研究者は素早くサンプルをつかんだ。)
- The student grabbed the chance to ask a question.(学生は質問する機会をつかんだ。)
- The scientist grabbed the equipment to conduct the experiment.(科学者は実験を行うために装置をつかんだ。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- seize(つかむ、押収する): もっと強い力や権力を使って何かを取る場合に使われる。
- 例: The police seized the illegal drugs.(警察が違法薬物を押収した。)
- snatch(ひったくる、奪う): 急いで、力を使って何かを取る場合に使われる。
- 例: She snatched the purse from the table.(彼女はテーブルから財布をひったくった。)
反意語:
- release(解放する、放す): 何かを手放す、自由にする場合に使われる。
- 例: He released the bird from the cage.(彼は鳥を檻から解放した。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA): /ɡræb/
アクセントの位置: 単音節のため、アクセントは特に強調されない。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音はほぼ同じですが、地域によって微妙に異なることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
よくある間違い:
- スペルミス:
grab
をgrabb
と書くミス。 - 同音異義語との混同:
crab
(カニ)と混同しないように注意。
試験対策:
TOEICや英検などの試験では、日常的な動作を表す語彙として出題されることがあります。特にビジネスシーンでの使用方法に注意してください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすいイメージ:
「grab」は、何かを急いでつかむときの動きをイメージすると覚えやすいです。例えば、急いでバスに乗る前にバッグをつかむシーンを思い浮かべてみてください。
勉強テクニック:
「grab」と「snatch」の違いを理解するために、それぞれの動作を演じてみるのも効果的です。
以上が動詞「grab」の詳細な解説です。学習の参考にしてください。
…‘を'ぎゅっとつかむ,ひったくる / (…を)ひっつかむ《+at+名》;(…に)さっと手を伸ばす《+for+名》 / 不意{ふい}につかむ / 取り込む / 横取りする / 逮捕する / (人の心)をとらえる,〈人に〉強い印象を与える / を軽く飲み(食い)する / 〈...を〉大急ぎで取る(利用する)