元となった辞書の項目
orator
解説
1. 基本情報と概要
Orator(名詞)
意味:
- 英語:A person who gives speeches and is skilled in public speaking.
- 日本語:演説者、弁士
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。特に、説得力があり、聴衆を引き込む能力がある人を指します。
品詞:名詞
- 他の品詞:なし
CEFRレベル:B2(中上級)
- この単語は、日常会話ではあまり使われないが、特定の文脈やアカデミックな環境で使われることが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語:なし
- 語幹:orator(ラテン語の「orator」から来ており、「話す人」を意味します。)
- 接尾語:なし
関連語:
- Oratory(名詞):雄弁術
- Orate(動詞):演説する
コロケーション:
- Great orator(偉大な演説者)
- Skilled orator(熟練した演説者)
- Famous orator(有名な演説者)
- Inspirational orator(感動を与える演説者)
- Historical orator(歴史的な演説者)
- Public orator(公の演説者)
- Political orator(政治的な演説者)
- Renowned orator(著名な演説者)
- Master orator(名演説者)
- Accomplished orator(成功した演説者)
3. 語源とニュアンス
語源:ラテン語の「orator」(話す人、演説者)から来ています。この言葉は古代ローマ時代から使われており、特に政治家や法廷での弁士を指すことが多かったです。
ニュアンス:
- 特定の状況での微妙なニュアンスとしては、単に「話す人」以上に「聴衆を引き込む力がある人」という意味合いが強いです。
- フォーマルな場面で使われることが多く、カジュアルな会話ではあまり使われません。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 「He is a renowned orator.」(彼は著名な演説者です。)
- 「The orator captivated the audience with his speech.」(その演説者は彼のスピーチで聴衆を魅了しました。)
使用シーン:
- フォーマルな場面で使用されることが多く、特に歴史的な演説や政治的なスピーチに関連して使われることが多いです。
名詞の特徴:
- 可算名詞:複数形は「orators」
5. 実例と例文
日常会話:
He is a great orator, always captivating his audience.
- 彼は素晴らしい演説者で、いつも聴衆を魅了します。
She trained to become a skilled orator.
- 彼女は熟練した演説者になるために訓練しました。
An orator needs to have a strong voice.
- 演説者は強い声を持つ必要があります。
ビジネス:
The CEO is an accomplished orator.
- そのCEOは成功した演説者です。
Hiring an orator for the event can make a big difference.
- イベントのために演説者を雇うことは大きな違いを生むかもしれません。
The orator's speech motivated the entire team.
- 演説者のスピーチはチーム全体を奮起させました。
学術的な文脈:
Cicero was one of the greatest orators in history.
- キケロは歴史上最も偉大な演説者の一人でした。
The study of orators can provide insights into effective communication.
- 演説者の研究は効果的なコミュニケーションについての洞察を提供します。
Orators in ancient Greece were highly respected.
- 古代ギリシャの演説者は非常に尊敬されていました。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Speaker(話者):一般的に話す人を指すが、特に説得力やスキルを強調しない。
- Lecturer(講師):教育的な場面で話す人を指す。
- Debater(討論者):討論において話す人を指す。
反意語:
- Listener(聴衆):話を聞く人を指す。
- Audience(観客):演説や講演を聞く人々を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/ˈɒr.ə.tər/(イギリス英語)、/ˈɔːr.ə.tər/(アメリカ英語)
- アクセントは最初の音節「or」に置かれます。
- イギリス英語では「ɒ」、アメリカ英語では「ɔː」音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:「orator」を「oratour」や「oratorr」と間違えやすい。
- 同音異義語:「orate」(演説する)と混同しないように注意。
- 試験対策:TOEICや英検などの試験では「orator」はあまり出題されないが、アカデミックな試験では重要な単語。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「オラトリオ(oratorio)」という音楽形式を思い出すと覚えやすいかもしれません。両者ともに「話す」ことに関連しています。
- 「オラ(ora)」は「話す」ことを意味するので、「演説者」としてのイメージを結び付けると覚えやすいです。
このように、「orator」は特定の文脈で使われるフォーマルな単語であり、特に説得力のある演説者を指します。
意味のイメージ
意味(1)
演説者,講演者
意味(2)
雄弁家