元となった辞書の項目
noise
名詞
〈C〉〈U〉(特に,大きなまたは不快な)音,物音 / 〈C〉〈U〉(街・往来などの)ざわめき,騒音,騒々しい声 / 〈C〉(一般に)物音 / 〈U〉(ラジオ・テレビなどの)ノイズ,雑音 / …‘を'広める,言い触らす《+名+about(abroad, around)》 / 音を立てる;大声で話す《+about(around, abroad)》
解説
名詞「noise」
1. 基本情報と概要
- 意味(英語): Unwanted sound which is loud or unpleasant.
- 意味(日本語): 不快な音、騒音。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。たとえば、工事現場の音や、パーティーの大きな音楽などです。
品詞: 名詞
CEFRレベル: A2(初級)
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: 単純語(接頭語・接尾語なし)
派生語:
- noisy (形容詞): 騒々しい
- noise pollution (名詞): 騒音公害
- noiseless (形容詞): 無音の
よく使われるコロケーション:
- loud noise(大きな音)
- background noise(背景音)
- traffic noise(交通騒音)
- make noise(音を立てる)
- noise level(騒音レベル)
- reduce noise(音を減らす)
- constant noise(絶え間ない音)
- white noise(ホワイトノイズ)
- noise complaint(騒音苦情)
- noise barrier(防音壁)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の「nausea」(船酔い)から派生し、古フランス語の「noise」を経由して英語に入った。
- ニュアンス: 不快感や邪魔という感情を伴う場合が多い。日常的なカジュアルな会話から、フォーマルな文書まで幅広く使われる。
4. 文法的な特徴と構文
可算・不可算: 基本的には不可算名詞だが、特定の「音」の種類や事例を指す場合は可算名詞になる。
- 例: There was a lot of noise.(多くの騒音があった。)
- 例: There were strange noises coming from the attic.(屋根裏から奇妙な音が聞こえた。)
一般的な構文:
- Noise + of: The noise of the city.
- Make + noise: The children are making too much noise.
5. 実例と例文
日常会話:
Can you keep the noise down, please?
(音を小さくしてもらえますか?)What is that strange noise?
(その奇妙な音は何ですか?)I can't concentrate with all this noise.
(この騒音では集中できない。)
ビジネス:
We need to address the noise complaints from the tenants.
(入居者からの騒音苦情に対処する必要があります。)The noise levels in the open office are too high.
(オープンオフィスの騒音レベルが高すぎる。)Installing noise barriers can help reduce traffic noise.
(防音壁の設置は交通騒音の減少に役立つ。)
学術的な文脈:
Noise pollution has significant impacts on human health.
(騒音公害は人間の健康に重大な影響を与える。)The study focuses on the effects of white noise on sleep patterns.
(この研究はホワイトノイズが睡眠パターンに与える影響に焦点を当てている。)Noise reduction techniques are crucial in urban planning.
(騒音削減技術は都市計画において重要である。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- sound(音): 一般的な音を指す。ニュートラルな意味。
- clamor(騒音): 大きな騒ぎや叫び声。
- din(騒音): 持続的で大きな音。
反意語:
- silence(静けさ): 音がない状態。
- quiet(静かさ): 穏やかで音が少ない状態。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /nɔɪz/
- アクセント: 一音節でアクセントは特にない。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音はほとんど同じ。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
nois
と書かないように注意。 - 同音異義語:
noise
とnose
(鼻)を混同しないように。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント:
Noise
のN
はNuisance
(迷惑)を連想させるので、不快な音と覚えやすい。 - イメージ: 騒がしいパーティーや交通渋滞のイメージを思い浮かべると、騒音の意味が理解しやすい。
これで、「noise」という単語についての詳細な解説が終わります。学習の参考にしてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉〈U〉(特に,大きなまたは不快な)音,物音
意味(2)
〈C〉〈U〉(街・往来などの)ざわめき,騒音,騒々しい声
意味(3)
〈C〉(一般に)物音
意味(4)
〈U〉(ラジオ・テレビなどの)ノイズ,雑音
意味(5)
…‘を'広める,言い触らす《+名+about(abroad, around)》
意味(6)
音を立てる;大声で話す《+about(around, abroad)》