元となった辞書の項目
because
解説
1. 基本情報と概要
Because(ビコーズ)は、英語で「なぜなら」「~だから」という意味の接続詞です。理由や原因を説明する際に使われます。例えば、「彼が遅れたのは、渋滞があったから」という風に、原因を述べる際に使います。
- 品詞:接続詞(Conjunction)
CEFRレベル:
- A1:超初心者
この単語は非常に基本的なもので、英語を始めたばかりの学習者にもよく使われます。
2. 語構成と詳細な意味
接続詞:
- because:理由を示す
関連単語・派生語:
- because of:~のために(前置詞句)
よく使われるコロケーション:
- because of the rain(雨のために)
- because of his kindness(彼の親切心のために)
- because it was late(遅かったから)
- because of traffic(交通渋滞のために)
- because she was tired(彼女が疲れていたから)
- because of the weather(天気のために)
- because I can(できるから)
- because of an accident(事故のために)
- because it's true(それが本当だから)
- because of a mistake(間違いのために)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 中英語:from bi + cause(原因のために)
ニュアンス:
- 「because」は理由や原因を明確に示すため、非常に直接的で明確な表現です。カジュアルな会話からフォーマルな文章まで広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- because + 主語 + 動詞:理由を述べる基本的な構文
- 例:I stayed home because it was raining.(雨が降っていたから家にいました。)
イディオム:
- 特にイディオムとしては使われることは少ないが、「because of」を使うことで「~のために」という表現ができる。
使用シーン:
- フォーマル:文書や報告書など
- カジュアル:日常会話など
5. 実例と例文
日常会話:
- I didn't go to the party because I was tired.(疲れていたからパーティーに行かなかった。)
- She is happy because she passed the exam.(試験に合格したから彼女は幸せです。)
- We left early because it started to rain.(雨が降り始めたから早く出発しました。)
ビジネス:
- The meeting was postponed because of a scheduling conflict.(スケジュールの競合のため、会議が延期されました。)
- We need to increase production because demand is growing.(需要が増えているので、生産を増やす必要があります。)
- The project was successful because of the team's hard work.(チームの努力のおかげでプロジェクトは成功しました。)
学術的な文脈:
- The experiment failed because of a calculation error.(計算ミスのため、実験は失敗しました。)
- The theory is accepted because it explains the phenomena well.(その理論は現象をよく説明するので受け入れられています。)
- Researchers concluded that the results were significant because of the large sample size.(研究者たちは、大規模なサンプルサイズのため、結果が重要であると結論付けました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- since(~なので)
- 例:Since it was raining, we stayed inside.(雨が降っていたので、私たちは中にいました。)
- as(~だから)
- 例:As you are here, let's start the meeting.(あなたがここにいるので、会議を始めましょう。)
反意語:
- despite(~にもかかわらず)
- 例:Despite the rain, we went for a walk.(雨にもかかわらず、散歩に出かけました。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /bɪˈkɔːz/ または /bɪˈkʌz/
強勢:
- beに強勢があります(特にアメリカ英語では「ビコーズ」と発音されることが多い)。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- アメリカ英語:/bɪˈkʌz/
- イギリス英語:/bɪˈkɔːz/
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- 「because」を「beacause」や「becuase」と間違えないように注意しましょう。
同音異義語:
- 特に「because」と混同される単語はないが、文中での使い方に注意が必要です。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験では、理由を述べるための接続詞として頻出です。「because of」との使い分けも重要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすいヒント:
- 「be + cause」で「原因がある」という意味で覚えましょう。
- 音のリズムを意識して、「ビコーズ」と発音すると覚えやすくなります。
関連ストーリー:
- 例えば、「なぜなら、彼が遅れたのは…」というように、具体的なシチュエーションをイメージすると良いでしょう。
スペリングのポイント:
- 「because」は「be」と「cause」が組み合わさっていると考えると、スペルミスを防ぎやすくなります。
意味のイメージ
意味(1)
(なぜならば)…だから,…ゆえに
意味(2)
《否定文の主節とともに用い》…であるからといって
意味(3)
《おもに話》《名詞節を導いて》…ということ