beyond
《場所》…を越えて,の向こうに(へ) / 《数詞つきの句とともに》…から[いくつ目] / 《時間》…を過ぎて,よりも遅く / 《程度・範囲》…の限度を越えて;…以上に(above) / 《通例否定文・疑問文で》…よりほかには,以外に / 向こうに,かなたに / 《the~》かなた,果て / 《the [great]~》あの世
1. 基本情報と概要
英単語: beyond
日本語訳: 〜の向こうに、〜を超えて
品詞: 前置詞
「beyond」は「〜の向こうに」や「〜を超えて」という意味の前置詞です。物理的な距離だけでなく、時間や抽象的な概念にも使われます。例えば、「beyond the horizon(地平線の向こうに)」や「beyond comprehension(理解を超えて)」というように使います。
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: なし
- 語幹: beyond
- 接尾語: なし
関連性: 「beyond」は接頭語や接尾語がなく、単一の単語として成立していますが、関連する言葉としては「behind(後ろに)」や「before(前に)」があります。
共起表現:
- beyond the horizon(地平線の向こうに)
- beyond belief(信じられないほど)
- beyond comprehension(理解を超えて)
- beyond control(制御できない)
- beyond repair(修理不可能な)
- beyond expectation(期待を超えて)
- beyond doubt(疑いなく)
- beyond recognition(認識できないほど)
- beyond words(言葉では表せないほど)
- beyond compare(比較できないほど)
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の「beyondan」から派生し、「be-」は「by(〜の近くに)」の変形で、「geond」は「yond(〜の向こうに)」に由来しています。
ニュアンス:
「beyond」は物理的な距離だけでなく、時間や抽象的な概念にも使われます。例えば、未来のことを表す時や、理解や制御が及ばない範囲を示す時に使われます。一般にフォーマル・インフォーマル問わず使えます。
4. 文法的な特徴と構文
構文例:
- 物理的な距離:
- The mountain is beyond the river.(その山は川の向こうにある。)
- 抽象的な概念:
- The problem is beyond our control.(その問題は私たちの制御を超えている。)
使用シーン: フォーマル・インフォーマル問わず使えます。
5. 実例と例文
日常会話:
- The park is just beyond the bridge.(公園は橋の向こうにある。)
- I can't believe what happened. It's beyond me.(何が起こったのか信じられない。私には理解できない。)
ビジネス:
- The company's growth this quarter is beyond expectations.(今四半期の会社の成長は予想を超えている。)
- This task is beyond my current skill set.(この仕事は私の現在のスキルセットを超えている。)
学術的な文脈:
- The concept discussed in the paper is beyond the scope of this study.(論文で議論されている概念はこの研究の範囲を超えている。)
- The findings go beyond the initial hypothesis.(発見は最初の仮説を超えている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Past(〜を過ぎて): 具体的な時間や地点を超えることを示す。
例: The train is past the station.(電車は駅を過ぎた。)
反意語:
- Before(〜の前に): 時間や地点で先にあることを示す。
例: He arrived before me.(彼は私より先に到着した。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /bɪˈjɒnd/(イギリス英語)、/bɪˈjɑːnd/(アメリカ英語)
アクセント: アクセントは「beyond」の「y」に置かれます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
注意点:
- 「beyond」は物理的な距離だけでなく、抽象的な概念にも使えるため、文脈によって意味が変わることに注意しましょう。
- 「beyond」と「behind」を混同しないように。前者は「〜を超えて」、後者は「〜の後ろに」という意味です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント:
- 「beyond」は「be + yond(〜の向こうに)」と覚えると良いです。視覚的に「向こう側にいる」というイメージを持つと理解しやすいでしょう。
- 「beyond the horizon(地平線の向こう)」というフレーズを頭に浮かべると、英単語の意味が覚えやすくなります。
このように、「beyond」は多様な場面で使える便利な前置詞です。理解と使い分けをマスターして、英語の表現力を高めましょう。
《場所》…を越えて,の向こうに(へ)
《時間》…を過ぎて,よりも遅く
《程度・範囲》…の限度を越えて;…以上に(above)
《通例否定文・疑問文で》…よりほかには,以外に
向こうに,かなたに
《the~》かなた,果て
《the [great]~》あの世
《数詞つきの句とともに》…から[いくつ目]