元となった辞書の項目
random
解説
1. 基本情報と概要
random(ランダム)
意味:
- 英語: Without definite aim, direction, rule, or method.
- 日本語: 無作為の、偶然の、任意の。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、何かが計画やパターンに従っていないときに「ランダム」と言います。
品詞:
- 形容詞(adjective)
- 例: random selection(無作為の選択)
- 名詞形: randomness(無作為、ランダム性)
- 副詞形: randomly(無作為に、ランダムに)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「random」は接頭語や接尾語を持たず、単一の語幹から成り立っています。
関連性:
- 派生語: randomness(無作為性)、randomly(無作為に)
- 類縁語: arbitrary(任意の)、haphazard(計画性のない)
コロケーション:
- random sample(無作為標本)
- random number(ランダム数)
- random choice(無作為選択)
- random event(偶然の出来事)
- random access(ランダムアクセス)
- random order(ランダム順)
- random variable(確率変数)
- random noise(ランダムノイズ)
- random selection(無作為選択)
- random error(ランダム誤差)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 中英語「randoun」(急激な動き、突進)から派生し、古フランス語「randon」(突進、猛進)に由来します。意味は「急激な、無秩序な動き」です。
ニュアンス:
- 「random」は計画やパターンがなく、予測不可能な状況を表現します。カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使われますが、特に統計学やコンピューターサイエンスなどの専門分野でよく使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 形容詞として名詞を修飾する。
- 例:
We chose a random number.
(私たちは無作為に数を選びました。)
- 例:
イディオム:
- at random(無作為に)
- 例:
He picked names out of a hat at random.
(彼は帽子から無作為に名前を選びました。)
- 例:
使用シーン:
- フォーマル/カジュアルの両方で使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
I found a random book on the street.
(通りで偶然の本を見つけた。)Let's choose a restaurant at random.
(適当にレストランを選ぼう。)He gave me a random answer.
(彼は適当な答えをくれた。)
ビジネス:
We conducted a random survey to gather data.
(データ収集のために無作為調査を行いました。)Random checks are necessary to ensure quality.
(品質を確保するためには無作為チェックが必要です。)The results appear to be random.
(結果は無作為であるように見えます。)
学術的な文脈:
A random sample was taken for the experiment.
(実験のために無作為標本が取られました。)The random variable X follows a normal distribution.
(確率変数Xは正規分布に従います。)Random errors can affect the accuracy of measurements.
(ランダム誤差は測定の精度に影響を与える可能性があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- arbitrary(任意の)
- 例:
The decision was arbitrary and not based on facts.
(その決定は任意であり、事実に基づいていなかった。)
- 例:
- haphazard(計画性のない)
- 例:
The project was done in a haphazard manner.
(プロジェクトは計画性のない方法で行われた。)
- 例:
反意語:
- systematic(系統的な)
- 例:
We need a systematic approach to solve this problem.
(この問題を解決するためには系統的なアプローチが必要です。)
- 例:
- organized(組織された)
- 例:
The event was very well organized.
(イベントは非常にうまく組織されていた。)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- /ˈrændəm/
アクセント:
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アクセントは「ran」に置かれます。
- よくある間違いとして、アクセントを「dom」に置いてしまうことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- 「rendom」や「randam」と誤って書くことがありますので注意が必要です。
同音異義語:
- 特にはありませんが、「ransom(身代金)」と混同しないように注意してください。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験では、無作為抽出や確率に関連する文脈で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ランダム」は「計画なし」と覚えると良いでしょう。例として、宝くじの番号は「ランダム」に選ばれます。
- スペルの「random」を「ran(走る) + dom(領域)」と覚えると、無秩序に走り回るイメージが湧き、覚えやすくなります。
このように「random」は様々な場面で使われる便利な単語です。計画やパターンがない状況を表現したいときに活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
手当たりしだいの,行き当たりばったりの
意味(2)
無作為の, 任意の