raw
(食物が)生の,料理されていない / (物が)原料のままの,加工されていない / (皮膚が)赤むけの,傷口のあいた;(…で)赤むけの《+with+名》 / (人が)経験のない,未熟な;(…に)不慣れの《+to+名》 / 湿気があって寒い / 《話》ひどい
1. 基本情報と概要
raw(ロウ)は、英語で「生の、未加工の、自然のままの」という意味の形容詞です。料理や食材に関して使われることが多いですが、情報や感情など幅広い分野で使われます。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞: 形容詞
- 他の品詞: 名詞形(rawness)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: raw
関連語・派生語
- rawness(名詞):生の状態、未加工の状態
- rawly(副詞):生の状態で、未加工で
よく使われるコロケーション
- raw meat(生肉)
- raw data(生データ)
- raw emotion(生の感情)
- raw material(原材料)
- raw talent(生の才能)
- raw deal(不公平な扱い)
- raw nerve(敏感な問題)
- raw power(生の力)
- raw fish(生魚)
- raw wound(新しい傷)
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の「hrēaw」から来ており、意味は「生の、未調理の」です。
歴史的には、食材や材料の自然な状態を指すために使われてきました。現代では、情報や感情にも使われ、「未加工のままの状態」「ストレートで直接的なニュアンス」を持ちます。
ニュアンス: raw はしばしば「自然のまま」や「強力で直接的」といった感情や情報を表すために使われます。口語でも文章でも使われますが、文脈によってはカジュアルにもフォーマルにもなり得ます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- raw + 名詞(例: raw meat, raw emotions)
- be + raw(例: The data is raw.)
使用シーン
- フォーマル/カジュアル: どちらも使用可能
- 可算/不可算: 形容詞なのでこの区分はなし
5. 実例と例文
日常会話
I don't like eating raw fish.
(私は生魚を食べるのが好きではありません。)The raw vegetables taste so fresh.
(生の野菜はとても新鮮に感じる。)His raw talent is undeniable.
(彼の生の才能は否定できない。)
ビジネス
We need to analyze the raw data before making any conclusions.
(結論を出す前に生データを分析する必要があります。)The company uses raw materials from local suppliers.
(その会社は地元の供給業者から原材料を使用しています。)Her raw feedback was very helpful.
(彼女の率直なフィードバックはとても役に立ちました。)
学術的な文脈
The raw data collected from the experiment must be processed.
(実験から収集された生データは処理されなければなりません。)Raw scores were used to calculate the final results.
(生のスコアが最終結果を計算するために使用されました。)The raw emotions of the characters are vividly portrayed in the novel.
(小説の中でキャラクターの生の感情が生き生きと描かれています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Uncooked(未調理の)
- Natural(自然の)
- Unprocessed(未加工の)
- Fresh(新鮮な)
反意語
- Cooked(調理された)
- Processed(加工された)
- Refined(精製された)
ニュアンスの違い
- raw vs. uncooked: rawは広範な意味で使われ、食材だけでなくデータや感情にも使われる。uncookedは主に食材に限定される。
- raw vs. natural: rawは未加工の状態を強調し、naturalは自然な状態や人工的でないことを強調する。
- raw vs. fresh: rawは「未加工」を意味し、freshは「新鮮」を意味する。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /rɔː/
強勢: アクセントは単語の最初に置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では/rɑː/とも発音されることがあります。
よくある発音の間違い: row
(列)と混同しないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: raw
はシンプルなスペルですが、row
(列)などの同音異義語と混同しがちです。
同音異義語との混同: row
(列)や roe
(魚の卵)と混同しないように注意。
試験対策: TOEICや英検などで「生のデータ」「未加工の材料」として出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚え方のヒント: 「生のまま」や「自然のまま」をイメージすると覚えやすいです。
イメージ: 生肉や新鮮な野菜のイメージを思い浮かべると、単語の意味が記憶に残りやすいです。
勉強テクニック: 生のままの食材や自然のままの風景を描いた絵や写真を見ながら学ぶと効果的です。
(食物が)生の,料理されていない
(物が)原料のままの,加工されていない
(皮膚が)赤むけの,傷口のあいた;(…で)赤むけの《+with+名》
(人が)経験のない,未熟な;(…に)不慣れの《+to+名》
湿気があって寒い
《話》ひどい