元となった辞書の項目
spite
解説
1. 基本情報と概要
spite (名詞)
- 英語: Spite
- 日本語: 悪意、意地悪
意味: 他人を意図的に傷つけたり困らせたりするための悪意や意地悪を指します。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞: 名詞
他の品詞:
- 動詞: spite (意地悪をする)
- 形容詞: spiteful (意地悪な)
CEFRレベル: B2(中上級)
- B2: 日常的な話題や仕事において、具体的な内容や自分の意見をしっかりと表現できるレベル。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: なし
語幹: spite
派生語:
- spiteful (形容詞: 意地悪な)
- spitefulness (名詞: 意地悪さ)
コロケーション:
- act out of spite(悪意から行動する)
- in spite of oneself(自分の意思に反して)
- bear a grudge(恨みを抱く)
- out of pure spite(純粋な悪意から)
- spiteful remark(意地悪な発言)
- with spite(悪意を持って)
- harbor spite(悪意を持つ)
- a fit of spite(悪意の発作)
- act in spite(悪意で行動する)
- show spite(悪意を示す)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「despitus」(軽蔑、侮辱)から中期フランス語の「despit」を経て、英語の「spite」に変化しました。
ニュアンス: 悪意や意地悪の感情を持って行動することを意味します。感情的に強い響きを持ち、ネガティブな感情を伴うことが多いです。
使用シーン: 日常会話でも使われますが、特に感情的な場面や相手を非難するときに使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
She did it out of spite.
(彼女は悪意からそれをした。)He spoke with spite in his voice.
(彼の声には悪意がこもっていた。)
フォーマル/カジュアル:
- どちらかというとカジュアルなシーンで使われることが多いです。
文法上のポイント:
- 名詞として、不加算名詞として使われることが一般的です。
5. 実例と例文
日常会話:
She broke my toy out of spite.
He glared at me with pure spite.
I can't believe she would act with such spite.
ビジネス:
His decision seemed to be made out of spite.
We should not let spite influence our business decisions.
Acting out of spite can damage professional relationships.
学術的な文脈:
Studies show that spiteful behavior can have long-term psychological effects.
The concept of spite is often discussed in moral philosophy.
Spiteful actions are considered detrimental to social cohesion.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- malice(悪意)
- より強い、計画的な悪意を示す。
- vindictiveness(復讐心)
- 復讐を求める感情。
- hostility(敵意)
- 敵対的な態度や行動。
反意語:
- kindness(親切)
- 親切や思いやりを示す。
- benevolence(善意)
- 他人への善意や慈悲。
- goodwill(好意)
- 他人への好意や親しみ。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /spaɪt/
強勢(アクセント): 一音節なので、特定の強勢位置はありません。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 特に違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
site
(場所)やsight
(視力)と混同しないように注意。
同音異義語:
site
(場所)やcite
(引用する)と混同しやすいので注意。
試験対策:
- TOEICや英検で出題されることは少ないが、語彙力を高める上で重要。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント:
Spite
を「スパイト」と覚えると、日本語の「スパイト(悪意)」に近い響きがあり、覚えやすいです。
関連ストーリー:
- 「彼女はスパイト(spite)を持って、その行動をした」というイメージで、悪意から特定の行動をする様子を思い浮かべると覚えやすくなります。
勉強テクニック:
- 自分が過去に経験した意地悪な行動や、誰かに対して悪意を感じた場面を思い出し、その感情を「spite」と関連付けると記憶に残りやすいです。
意味のイメージ
意味(1)
悪意,意地悪
意味(2)
《a ~》(…への)恨み《+against(at)+名》