元となった辞書の項目
overtime
解説
1. 基本情報と概要
overtime(オーバータイム)
- 意味:
- 英語:Time worked beyond the regular working hours.
- 日本語:定時を超えて働く時間、残業時間。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。普通の労働時間を超えて働く時間のことを指します。
品詞:名詞
- 他の品詞:
- 形容詞:overtime(例:overtime pay, overtime work)
CEFRレベル:B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語:
over
(超えて、上に) - 語幹:
time
(時間)
関連語:
- 派生語:
- overwork(過労)
- overtime pay(残業手当)
- 類縁語:
- extra hours(追加の時間)
- after hours(勤務時間外)
コロケーション:
- work overtime(残業する)
- overtime pay(残業手当)
- overtime hours(残業時間)
- overtime work(残業)
- earn overtime(残業代を稼ぐ)
- unpaid overtime(無給の残業)
- mandatory overtime(強制的な残業)
- limit overtime(残業を制限する)
- overtime rate(残業率)
- cut down on overtime(残業を減らす)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「over」は古英語の
ofer
(〜の上に、〜を超えて)から派生。 - 「time」は古英語の
tīma
(時間)に由来。
- 「over」は古英語の
ニュアンス:残業は一般的に労働者にとって追加の収入源ともなりますが、過剰な残業はストレスや健康問題を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
使用シーン:口語・文章ともに使われ、ビジネスや労働に関する文脈でよく使用されます。フォーマル・カジュアルどちらもあり。
4. 文法的な特徴と構文
名詞:可算名詞(例:an overtime, two overtimes)
一般的な構文:
He worked overtime last night.
(彼は昨夜残業しました。)She received overtime pay.
(彼女は残業手当を受け取りました。)
5. 実例と例文
日常会話:
I had to work overtime yesterday.
(昨日は残業しなければならなかった。)Are you getting paid for your overtime?
(残業代はもらってるの?)I hope we don't have to do overtime today.
(今日は残業しなくて済むといいな。)
ビジネス:
Overtime hours must be approved by the manager.
(残業時間はマネージャーの承認が必要です。)We need to reduce our overtime costs.
(残業費を削減する必要があります。)Employees are entitled to overtime pay.
(従業員は残業手当を受け取る権利があります。)
学術的:
The study examines the effects of overtime on employee health.
(この研究は従業員の健康に対する残業の影響を調査しています。)Overtime regulations vary by country.
(残業規制は国によって異なります。)Prolonged overtime can lead to burnout.
(長時間の残業は燃え尽き症候群を引き起こす可能性があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- extra hours(追加の時間):残業の意味で使われるが、より一般的な表現。
- after hours(勤務時間外):勤務時間外の活動や作業を指す。
反意語:
- normal hours(通常の勤務時間):定時内の勤務時間を指す。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /ˈoʊvərˌtaɪm/
アクセント:第一音節に強勢があります。
発音の違い:
- アメリカ英語: /ˈoʊvərˌtaɪm/
- イギリス英語: /ˈəʊvətaɪm/
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
overtime
をover time
と分けて書いてしまうことがある。 - 同音異義語:
over time
(時間が経つにつれて)と混同しやすい。 - 試験対策:TOEICや英検などの試験では、ビジネス用語として頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすいイメージ:
- 「over」は「超えて」、「time」は「時間」。つまり、「時間を超えて働く」と覚えるとよい。
- 関連ストーリー:
- 思い出すために、「仕事が終わった後でも、さらに時間を使って働く」というシーンを想像すると覚えやすいです。
お役に立てば幸いです!
意味のイメージ
意味(1)
超過勤務(時間) / 超過勤務手当
意味(2)
(勝負が決まらない時の)延長時間,延長戦