元となった辞書の項目
closure
解説
1. 基本情報と概要
英語: closure
日本語: 閉鎖、終結
意味: 「closure」は、物事の終わりや締めくくりを意味します。また、心理的な意味での「安心感をもたらす終結」も指します。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞: 名詞
- CEFRレベル: B2 (中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 無し
- 接尾語: -ure(名詞化する)
- 語幹: close(閉じる)
派生語や類縁語:
- close (動詞): 閉じる
- enclosure (名詞): 囲い、同封物
コロケーション:
- business closure – ビジネスの閉鎖
- road closure – 道路の閉鎖
- sense of closure – 終結感
- achieve closure – 終わりを迎える
- closure of a deal – 取引の終結
- temporary closure – 一時的な閉鎖
- emotional closure – 感情の終結
- school closure – 学校の閉鎖
- full closure – 完全閉鎖
- bring closure – 終結をもたらす
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「clausura」(閉じること)に由来します。歴史的に、物理的な閉鎖から心理的な終結まで広がって使われてきました。
ニュアンス: 物理的な閉鎖や終結だけでなく、感情的な安心感や解決をもたらす終結感も意味します。フォーマルな文章でもカジュアルな会話でも使われますが、感情的な終結を指す場合はややフォーマル寄りです。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 具体的な閉鎖や終結を指すとき(例:
a closure of the store
) - 不可算名詞: 抽象的な終結感を指すとき(例:
closure is important for healing
)
5. 実例と例文
日常会話:
- The road closure caused a lot of traffic today.
- After the argument, we needed some closure to move on.
- The store announced its closure next month.
ビジネス:
- The company is facing a potential closure due to financial issues.
- We achieved closure on the deal last Friday.
- The meeting brought closure to the ongoing project.
学術的な文脈:
- The study discusses the psychological impact of achieving closure after a traumatic event.
- The closure of ancient trade routes had significant economic implications.
- Researchers are investigating the factors that contribute to a sense of closure.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- termination (終結): 物事の正式な終わり
- conclusion (結論): 物事の締めくくり
- end (終わり): 一般的な終わり
反意語:
- beginning (始まり): 物事の始まり
- opening (開放): 開始や開放
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈkloʊʒər/
アクセント: 第一音節にアクセントがあります。アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
closer
(近い)と混同しないように注意。 - 意味の混同: 「close」との混同に注意。「closure」は名詞、「close」は動詞または形容詞。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「close」に「-ure」を付けると、「物事を閉じる」の名詞形になると覚えやすいです。また、「closure」を使う場面を想像しやすいシチュエーションと結びつけると記憶しやすいでしょう。例えば、道が閉鎖されるシーンや感情的な終結が必要な場面を思い浮かべると良いでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉閉鎖;閉店,休業
意味(2)
〈C〉《英》=cloture
意味(3)
〈U〉終止,終局