unwilling
1. 基本情報と概要
意味:
- 英語: unwilling
- 日本語: 嫌々ながらの、気が進まない、消極的な
「unwilling」は、「したくない」「気が進まない」という意味の形容詞です。何かをすることに対して気が進まない、嫌がる感じを表現する時に使われます。
品詞: 形容詞
CEFRレベル: B2(中上級)
この単語は中上級レベルの英語学習者向けです。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: un-
(否定)
語幹: willing
(進んで~する、快く~する)
関連語:
- willingness(名詞: 意欲、快諾)
- unwillingness(名詞: 不本意、嫌々ながら)
共起表現:
- unwilling participant(気が進まない参加者)
- unwilling acceptance(嫌々ながらの受け入れ)
- unwilling to help(手伝いたくない)
- unwilling to comply(従いたくない)
- unwilling consent(不本意な同意)
- unwilling to cooperate(協力したくない)
- unwilling to change(変わりたくない)
- feel unwilling(気が進まない)
- become unwilling(嫌気がさす)
- unwilling agreement(不本意な合意)
3. 語源とニュアンス
語源: un-
(否定) + willing
(快く~する)
この単語は、否定の接頭語 un-
が willing
に結びついてできた語です。歴史的に見ても、何かをしたくない、という気持ちを表現するために使われてきました。
ニュアンス: 「unwilling」は、強い拒否感ではなく、消極的な態度や気が進まない感じを表現します。口語でも文章でも使われますが、ややフォーマルな響きを持つことがあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 主語 + be + unwilling + to 不定詞(例: She is unwilling to help.)
- 主語 + feel + unwilling(例: He feels unwilling to participate.)
使用シーン:
- フォーマル/カジュアルどちらでも使われますが、ややフォーマルな場面で使われることが多いです。
5. 実例と例文
日常会話:
- I'm unwilling to go to the party tonight.(今夜のパーティーに行きたくないな。)
- She seemed unwilling to discuss the issue.(彼女はその問題について話し合う気がないようだった。)
- He was unwilling to accept the offer.(彼はその申し出を受け入れたくなかった。)
ビジネス:
- The team was unwilling to implement the new strategy.(チームは新しい戦略を実行することに消極的だった。)
- He showed an unwillingness to negotiate.(彼は交渉する気がないことを示した。)
- They were unwilling to compromise on the budget.(彼らは予算に関して妥協したくなかった。)
学術的:
- Many students are unwilling to participate in the survey.(多くの学生は調査に参加することに消極的だ。)
- The researchers were unwilling to share their data.(研究者たちはデータを共有することに消極的だった。)
- He expressed his unwillingness to continue the experiment.(彼は実験を続けたくないという意向を表明した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- reluctant(気が進まない、嫌々ながら)
- 例: She was reluctant to leave.(彼女は出発することに気が進まなかった。)
- hesitant(ためらっている)
- 例: He was hesitant to make a decision.(彼は決定することをためらっていた。)
反意語:
- willing(快く~する)
- 例: She is willing to help.(彼女は喜んで手伝います。)
違い:
- 「unwilling」は強い拒否感を示すというよりも、消極的な態度を示すのに対して、「reluctant」は少し強い意志でやりたくないという気持ちを表します。「hesitant」は、決定や行動をためらっている状態を示します。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ʌnˈwɪlɪŋ/
アクセント:
- 第1音節
un-
にアクセントが置かれます。
発音の違い:
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありませんが、微細なイントネーションの違いがあることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- willing の前に接頭語
un-
を付ける際、unwilling
としっかり綴ること。
同音異義語との混同:
unwilling
とunwillingly
(副詞)を混同しないように注意しましょう。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験でも、文脈の中で消極的な態度を表現する際に使用されることがあります。文脈を理解して使い分ける練習が重要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「unwilling」は、「un-」が否定を表し、「willing」が「進んで~する」という意味なので、「進んで~しない」と覚えると良いでしょう。例えば、「unhappy」(不幸せな)や「unusual」(珍しい)などと同じように、否定の意味を持つ接頭語 un-
を覚えることで、「unwilling」も自然に記憶しやすくなります。
記憶のポイント:
- willing の前に
un-
を付けるだけで「進んで~しない」という意味になる。 - 「unhappy」「unusual」など他の
un-
接頭語の単語と一緒に覚えると良い。
学習者が「unwilling」を理解し、使いこなせるようにするための詳細な解説を提供しました。ぜひ参考にしてみてください。
気が進まない,いやいやながらの,不本意の