元となった辞書の項目
zero
〈U〉(アラビア数字の)0,零,ゼロ / 〈U〉(温度計の)零度;(尺度の)零位;零点 / 〈U〉無,空(くう)(nothing) / 〈U〉最下点,どん低 / 零の,ゼロの / 〈計器など〉‘を'ゼロの目盛りに合わせる
解説
1. 基本情報と概要
zero（ゼロ）
意味: 英語では「zero」、日本語では「ゼロ」と言います。この単語は「何もない状態」を示し、数値の「0」を表します。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。品詞: 名詞（noun）
他の品詞: 形容詞（例: zero temperature）、動詞（例: to zero in on）CEFRレベル: A1（超初心者）
この単語は非常に基本的な単語で、初心者レベルで学習します。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: zero
他の単語との関連性
- 派生語: zeroes（複数形）、zeroing（動詞形）
- 類縁語: null（無）、nil（無）、naught（無）
よく使われるコロケーション
- zero point（ゼロ地点）
- absolute zero（絶対零度）
- zero gravity（無重力）
- net zero（ネットゼロ、温室効果ガス排出量ゼロ）
- zero tolerance（ゼロ容認）
- zero sum（ゼロサム）
- zero in on（目標に集中する）
- zero balance（残高ゼロ）
- zero hour（ゼロ時、決定的瞬間）
- zero emission（ゼロ排出）
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の「zephirum」（空気）、アラビア語の「ṣifr」（零）から派生しました。
- 歴史的使用: 中世ヨーロッパで数値としての「0」が広まった際に用いられるようになった。
- 使用時の注意点: 「無」や「何もない」というニュアンスが強いです。フォーマル・カジュアルどちらでも使えますが、数学的・科学的な文脈でよく使われます。また、感情的な響きは特に強くありません。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: 可算名詞としても不可算名詞としても使われます。
- 動詞: 「zero in on」というフレーズで使われることが多い。
一般的な構文やイディオム
- The temperature dropped to zero.（気温がゼロに下がった。）
- We need to zero in on the main issue.（主要な問題に集中する必要がある。）
- He has zero interest in sports.（彼はスポーツに全く興味がない。）
5. 実例と例文
日常会話
- My phone battery is at zero.（私の電話のバッテリーがゼロになった。）
- The chances of rain today are zero.（今日の降水確率はゼロです。）
- I have zero tolerance for lies.（嘘に対しては全く容認しない。）
ビジネス
- Our profit margin this quarter is nearly zero.（今四半期の利益率はほぼゼロです。）
- We aim to achieve net zero carbon emissions by 2030.（2030年までにネットゼロ炭素排出を達成することを目指しています。）
- The project budget has been reduced to zero.（プロジェクト予算がゼロに削減されました。）
学術的
- The experiment reached absolute zero.（実験で絶対零度に達した。）
- Zero gravity conditions were simulated in the lab.（無重力の状態が実験室でシミュレートされた。）
- The equation has a zero solution.（その方程式にはゼロの解がある。）
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- null（無）: 法的・数学的な文脈で使われることが多い。
- nil（無）: スポーツや会計の文脈で使われることが多い。
- naught（無）: 古風な表現で、詩や文学で使われることが多い。
反意語
- one（一）
- full（満ちている）
- positive（正の）
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号（IPA）: /ˈzɪəroʊ/ または /ˈziːroʊ/
- 強勢（アクセント）: 最初の音節に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: アメリカ英語では /ˈziːroʊ/、イギリス英語では /ˈzɪəroʊ/ のように発音されることが多い。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
zeroのスペルは簡単ですが、oの部分をeやaと間違えることがあります。 - 同音異義語との混同: 特にありませんが、「zero」と「hero」などの似た音の単語と混同しないように注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などの試験では、数値や統計に関する問題で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすくするためのイメージ: 「0」の形が丸くて、何もない状態を表していることをイメージすると覚えやすいです。
- 関連ストーリー: 例えば、「すべてがリセットされる瞬間」を思い浮かべると、「zero」の意味が鮮明に浮かびます。
- 勉強テクニック: フラッシュカードを使って、視覚的に「zero」とその意味を結びつけると効果的です。
意味のイメージ
意味（1）
〈U〉(アラビア数字の)0,零,ゼロ
意味（2）
〈U〉(温度計の)零度;(尺度の)零位;零点
意味（3）
〈U〉無,空(くう)(nothing)
意味（4）
〈U〉最下点,どん低
意味（5）
零の,ゼロの
意味（6）
〈計器など〉‘を'ゼロの目盛りに合わせる
