disappoint
1. 基本情報と概要
英語: disappoint
日本語: 失望させる
意味:
「disappoint」は、人の期待や希望を裏切って失望させるという意味の動詞です。例えば、誰かが何かを期待していたのに、その期待が裏切られた場合に使います。
品詞: 動詞(他動詞)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1レベルでは、基本的なコミュニケーションができるが、もう少し複雑な表現が必要になる単語です。
例:
- He disappointed me by not coming to the party.
(彼がパーティーに来なかったので、私は失望しました。)
他の品詞:
- 名詞: disappointment(失望)
- 形容詞: disappointing(失望させるような)
- 名詞: disappointer(失望させる人や物)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: dis-(否定・逆の意味を持つ)
語幹: appoint(指名する、期待する)
派生語や類縁語:
- disappointingly(副詞:失望するほどに)
- disappointedly(副詞:失望して)
よく使われるコロケーション:
- bitterly disappoint(ひどく失望させる)
- deeply disappoint(深く失望させる)
- greatly disappoint(非常に失望させる)
- sorely disappoint(痛ましく失望させる)
- fail to disappoint(失望させない)
- never disappoint(決して失望させない)
- disappoint someone(誰かを失望させる)
- disappoint expectations(期待を裏切る)
- completely disappoint(完全に失望させる)
- partially disappoint(部分的に失望させる)
3. 語源とニュアンス
語源:
「disappoint」は、16世紀中頃にフランス語の「desappointer」から来ており、「約束を破る」という意味がありました。
ニュアンス:
「disappoint」は、期待や希望が裏切られるという感情的な響きを持ちます。カジュアルな会話でもフォーマルな文章でも使われますが、感情的な影響を強調するために使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- disappoint + 目的語(例: The movie disappointed the audience.)
- disappoint + 人 + by/with + 名詞(例: She disappointed her parents by failing the exam.)
使用シーン:
- フォーマル/カジュアル: 両方で使われる
- 他動詞: 必ず目的語が必要
5. 実例と例文
日常会話:
- I was disappointed when the concert got canceled.
- Don't disappoint me again.
- Her actions really disappointed her friends.
ビジネス:
- The new product launch disappointed the customers.
- The company’s performance this quarter has disappointed the investors.
- We were disappointed by the lack of support from our partners.
学術的:
- The study's results disappointed the researchers.
- The theory was initially promising but ultimately disappointed.
- The experiment's outcome disappointed our expectations.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- let down(がっかりさせる)
- frustrate(挫折させる)
- dishearten(落胆させる)
反意語:
- satisfy(満足させる)
- please(喜ばせる)
- fulfill(満たす)
具体例:
He let me down by not showing up.
(彼は来なかったので、私はがっかりしました。)The results satisfied everyone involved.
(結果は関係者全員を満足させました。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˌdɪsəˈpɔɪnt/
アクセント位置: dis-a-PPPOINT(第二音節にアクセント)
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「t」の音がやや軽く発音されることがあります。
よくある発音の間違い: 「dis-point」と誤って発音しないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: 「disapoint」と「p」を一つだけ書くミスがよくあります。
同音異義語: なし
試験対策: TOEICや英検での出題では、ビジネスや日常会話の文脈で使われることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「dis-」は「否定」の意味、「appoint」は「指名する」、つまり「期待や約束を裏切る」と覚えると良いです。
覚える際のポイント:
- 「dis-」の否定的な意味を強調して覚えると、失望させるというニュアンスが理解しやすいです。
- 映画や本で期待していたものが期待外れだった時の感情を思い出すと、単語の意味がしっかりと頭に残ります。
〈約束・期待〉‘を'破る;〈希望・計画など〉‘を'だめにする,くつがえす
《人を》‘を'失望させる,がっかりさせる