元となった辞書の項目
analyze
動詞
〈状況など〉'を'分析する,詳細に検討する / 〈物質など〉'を'(…に)分析する,分解する《+名+into+名》;(数学で)…'を'解析する / 《米》〈人〉'を'精神分析する(psychoanalyze) / 〈文〉'を'[文法的に]分解する
解説
1. 基本情報と概要
- 英語:analyze
- 日本語:分析する
「analyze」は「分析する」という意味の動詞です。物事やデータを細かく調べて、その構成要素や関連性を明らかにすることを指します。科学やビジネスの分野でよく使われる言葉です。
品詞:動詞
- 他の品詞例:
- 名詞:analysis (分析)
- 形容詞:analytical (分析的な)
CEFRレベル:B2(中上級)
- B2:日常生活や仕事、学問の中で幅広い話題について意見を述べたり、理解することができるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語:なし
- 語幹:analyz-
- 接尾語:-e
「analyze」には、派生語や関連語がいくつかあります。
派生語
- analysis(分析)
- analytical(分析的な)
コロケーション
- analyze data(データを分析する)
- analyze results(結果を分析する)
- analyze a problem(問題を分析する)
- analyze behavior(行動を分析する)
- analyze information(情報を分析する)
- critically analyze(批判的に分析する)
- scientifically analyze(科学的に分析する)
- analyze patterns(パターンを分析する)
- analyze trends(トレンドを分析する)
- analyze the situation(状況を分析する)
3. 語源とニュアンス
- 語源:ギリシャ語の「analusis(解体)」から来ています。「ana-(分ける)」と「lusis(解放)」の組み合わせです。
- 使用シーン:フォーマルな場面でよく使われます。学術的な論文やビジネスレポートなどで頻繁に見られます。
- ニュアンス:詳細に、注意深く検討するというニュアンスが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 構文
- 主語 + analyze + 目的語
- 例:The scientist analyzed the data.
- 使用シーン
- フォーマル
- 学術的、ビジネス
- 文法上のポイント
- 他動詞なので、必ず目的語を取ります。
5. 実例と例文
日常会話
I need to analyze my spending habits.
Let's analyze the situation before making a decision.
Can you analyze this problem for me?
ビジネス
We should analyze the market trends before launching the new product.
The team analyzed the sales data from last quarter.
Analyzing customer feedback is crucial for improving our services.
学術的な文脈
The researchers analyzed the samples in the lab.
This study analyzes the effects of climate change on agriculture.
The paper analyzes several theories related to economic growth.
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- examine(調査する)
- 例:The doctor examined the patient.
- inspect(検査する)
- 例:The inspector inspected the building.
- evaluate(評価する)
- 例:The teacher evaluated the students' projects.
反意語
- ignore(無視する)
- 例:He ignored the warning signs.
- neglect(放置する)
- 例:She neglected her responsibilities.
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号:/ˈæn.ə.laɪz/
- 強勢(アクセント):第1音節(an-)に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語での違い:アメリカ英語では「analyze」、イギリス英語では「analyse」とつづります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:アメリカ英語とイギリス英語でスペルが異なるため、混同しやすいです。アメリカ英語では「analyze」、イギリス英語では「analyse」。
- 同音異義語との混同:特にありませんが、文脈によっては「evaluate」や「examine」との違いを意識する必要があります。
- 試験対策:TOEICや英検などで「analyze」自体が直接問われることは少ないですが、派生語の「analysis」などはよく出題されます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 記憶のヒント:「analyze」を覚える際には、「細かく分けて考える」というイメージを持つと良いです。ギリシャ語の語源「ana-(分ける)」と「-lysis(解放)」をイメージすると、理解しやすくなります。
- 関連ストーリー:「科学者がデータを細かく分けて、解明していく様子」を想像すると「analyze」の意味が頭に残りやすいです。
意味のイメージ
意味(1)
〈状況など〉'を'分析する,詳細に検討する
意味(2)
〈文〉'を'[文法的に]分解する
意味(3)
《米》〈人〉'を'精神分析する(psychoanalyze)
意味(4)
〈物質など〉'を'(…に)分析する,分解する《+名+into+名》;(数学で)…'を'解析する