元となった辞書の項目
complexity
解説
1. 基本情報と概要
complexity(名詞)
- 意味(英語): The state or quality of being intricate or complicated.
- 意味(日本語): 複雑さ、難解さ。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
「complexity」は、何かが複雑で理解しにくい状態を指します。例えば、数学の問題や人間関係の複雑さを表現する時に使います。
- 品詞: 名詞
他の品詞の例: 形容詞
complex
(複雑な)、動詞complicate
(複雑にする)CEFRレベル: B2
- B2: 中上級
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 無し
- 接尾語: -ity(状態や質を示す)
- 語幹: complex(複雑な)
関連語:
- complex(複雑な、形容詞)
- complicate(複雑にする、動詞)
- complication(複雑さ、名詞)
コロケーション:
- inherent complexity - 内在する複雑さ
- technical complexity - 技術的な複雑さ
- manage complexity - 複雑さを管理する
- reduce complexity - 複雑さを減らす
- understand complexity - 複雑さを理解する
- complexity theory - 複雑性理論
- system complexity - システムの複雑さ
- organizational complexity - 組織の複雑さ
- increased complexity - 増加する複雑さ
- deal with complexity - 複雑さに対処する
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の「complexus」から派生し、「com-」(共に)と「plectere」(編む)の組み合わせ。
ニュアンス:
- 「complexity」は、何かが単純ではなく、いくつかの要素が絡み合っていることを示します。科学的な論文や技術的な文章でよく使われますが、日常会話でも使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- The complexity of [something]: 例) The complexity of the human brain is astonishing.
- [something] involves a high degree of complexity: 例) The project involves a high degree of complexity.
使用シーン:
- フォーマルな文脈で使われることが多いですが、技術的な詳細を説明する際にはカジュアルな会話でも使われます。
- 可算/不可算: 不可算名詞として使われることが多い。
5. 実例と例文
日常会話:
The complexity of this puzzle is really challenging.
I need help understanding the complexity of this issue.
She explained the complexity of her feelings.
ビジネス:
Managing the complexity of our supply chain is crucial for success.
We need to address the complexity of the new software implementation.
The complexity of the project requires careful planning.
学術的:
The complexity of biological systems is a fascinating field of study.
Researchers are exploring the complexity of human behavior.
The mathematical complexity of this theory is quite advanced.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- intricacy(複雑さ)
- complication(複雑さ)
- sophistication(洗練、複雑さ)
反意語:
- simplicity(単純さ)
- clarity(明瞭さ)
比較:
- complexity vs simplicity: Complexityは何かが多くの部分や詳細を持っている状態を指し、simplicityは少ない部分や詳細で構成されている状態を指します。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /kəmˈplɛksɪti/
- アクセント: 第二音節「plex」に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音はほぼ同じですが、イントネーションの違いが若干あります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: よく「complexcity」と間違えられますが、正しくは「complexity」です。
- 同音異義語との混同:
complexion
(肌の色)と混同しないように注意。 - 試験対策: TOEICや英検でも頻出の単語です。特にビジネスや技術的な文章で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント: 「complex」(複雑な)に「-ity」(状態)を付けることで、「複雑な状態」を表すと覚えると良いでしょう。
- 関連ストーリー: 「複雑な迷路を抜ける」イメージを持つと、「complexity」が何かが絡み合って難しい状態を示すことを覚えやすいです。
意味のイメージ
意味(1)
複雑さ,〈C〉複雑なもの