margin
1. 基本情報と概要
英語: margin
日本語: 余白、縁、限界、差額、利ざや
名詞「margin」は、ページの端にある余白、何かの端や境界、またはビジネスや金融における利益や差額などを指します。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞: 名詞
- CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: margin
関連語として以下が挙げられます:
- marginal (形容詞): 余白の、わずかな
- marginalize (動詞): 重要視しない、周縁化する
よく使われるコロケーション:
- profit margin(利益率)
- safety margin(安全余裕)
- narrow margin(僅差)
- margin call(追証)
- margin of error(誤差範囲)
- operating margin(営業利益率)
- margin for growth(成長の余地)
- margin loan(証拠金貸付)
- margin account(証拠金口座)
- margin trading(信用取引)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の margo, marginis
(縁、境界)から派生しています。
歴史: 中世フランス語を経て、英語に取り入れられました。最初は文字通りの「縁」や「余白」を指していましたが、徐々にビジネスや金融の分野でも使われるようになりました。
ニュアンス: 「margin」は、文字通りの余白や境界を示すこともありますが、ビジネスや金融の文脈では重要な差異を意味することが多いです。カジュアルな会話からフォーマルな文書まで幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 例: margins(複数形)
- 一般的な構文:
- by a narrow margin(僅差で)
- within the margin of error(誤差範囲内で)
- increase the profit margin(利益率を上げる)
フォーマル/カジュアルの使用シーン:
- ビジネスレポートや金融関連の文書ではフォーマルに使われることが多いです。
- カジュアルな会話では、特に「余裕」や「余白」を指して使われることがあります。
5. 実例と例文
日常会話:
Please leave a margin on all sides of the paper.
(紙のすべての側に余白を残してください。)There is a small margin for error in this plan.
(この計画には誤差の余地が少ないです。)We won the game by a narrow margin.
(私たちは僅差で試合に勝ちました。)
ビジネス:
Our profit margin has increased this quarter.
(今四半期の利益率が上がりました。)We need to maintain a safety margin for unexpected expenses.
(予期せぬ費用のために安全余裕を維持する必要があります。)The new policy has reduced the operating margin.
(新しい方針は営業利益率を減少させました。)
学術的:
The margin of error in this study is 5%.
(この研究の誤差範囲は5%です。)Margins of safety are crucial in engineering design.
(工学設計において安全余裕は重要です。)The data lies within the acceptable margin.
(データは許容範囲内にあります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- edge(縁、端): 「境界」という意味で「margin」と似ています。
- 例:
He stood at the edge of the cliff.
(彼は崖の端に立っていた。)
- 例:
- border(境界、国境): 「境界」の意味で使用されます。
- 例:
The border between the two countries is heavily guarded.
(二国間の国境は厳重に守られている。)
- 例:
- leeway(余裕、余地): 「余裕」という意味で使用されます。
- 例:
There is some leeway in the deadline.
(締め切りには余裕があります。)
- 例:
反意語:
- center(中心): 「中心」は「縁」や「余白」とは反対の意味を持ちます。
- 例:
The center of the circle is marked with a dot.
(円の中心は点で示されています。)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA): /ˈmɑːrdʒɪn/
アクセント位置: 第一音節に強勢があります。
発音の違い:
- アメリカ英語: /ˈmɑːrdʒɪn/
- イギリス英語: /ˈmɑːdʒɪn/
よくある発音の間違い: 「g」を強く発音しないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: margine
と誤って書かれることがありますが、正しくは margin
です。
同音異義語との混同: marge
(マーガリン)は発音が似ていますが、全く異なる意味です。
試験対策: TOEICや英検などでは、「利益率」や「誤差範囲」などの意味で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えるヒント: 「margin」は「マージン」とカタカナでも使われるので、ビジネス用語として覚えやすいです。
関連ストーリー: 本の余白にメモを書いたり、ビジネスで利益を出すための「マージン」を考える場面をイメージすると記憶に残りやすいです。
勉強テクニック: 「margin」を使った例文を自分で作成し、その文を声に出して練習すると定着しやすいです。
へり,縁,端(edge)
(ページの)余白,欄外
(可能の)限界,限度
利鞘,マージン,販売利益
(空間・時間・経費・活動などの)余裕,余地