元となった辞書の項目
radical
解説
形容詞「radical」の詳細解説
1. 基本情報と概要
radical(ラディカル)は形容詞で、「根本的な」「徹底的な」「急進的な」という意味があります。この単語は、変化が大きい、基礎的な部分に関わる場合に使われます。例えば、社会改革や科学の理論に対して使われることが多いです。こういう場面で使われる、根本的な変化や非常に新しい考え方を表すニュアンスの単語です。
- 品詞: 形容詞
- 他の品詞: 名詞(radical)、副詞(radically)
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹:
radic
(ラテン語で「根」を意味するradix
から)
派生語や類縁語:
- 名詞: radicalism(急進主義)
- 副詞: radically(根本的に、徹底的に)
よく使われるコロケーション:
- radical change(根本的な変化)
- radical reform(急進的な改革)
- radical idea(急進的なアイデア)
- radical solution(根本的な解決策)
- radical approach(根本的なアプローチ)
- radical difference(根本的な違い)
- radical transformation(徹底的な変革)
- radical policy(急進的な政策)
- radical innovation(根本的な革新)
- radical movement(急進的な運動)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語のradix
(根)が語源です。このことから、「根本的な」「基礎的な」という意味が強調されます。
ニュアンス:
「radical」は、一般的に非常に大きな変化や革新を意味します。ポジティブな変化を示すこともあれば、ネガティブな影響を持つ場合もあります。フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも使用されますが、その意味が大きな変化を伴うため、使用する際には注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- common collocation:
radical + 名詞
(例: radical change) - can be used as a comparative (more radical) and superlative (most radical)
使用シーン:
- フォーマル: 政治や社会改革の文脈
- カジュアル: 会話での強調
5. 実例と例文
日常会話:
Her radical ideas always surprise me.
(彼女の急進的なアイデアはいつも私を驚かせる。)He made a radical decision to change his career.
(彼はキャリアを変えるという根本的な決断をした。)This new diet is quite radical.
(この新しいダイエットはかなり急進的だ。)
ビジネス:
We need a radical approach to solve this issue.
(この問題を解決するには根本的なアプローチが必要だ。)The company underwent a radical transformation.
(会社は徹底的な変革を遂げた。)Our new policy is radical but necessary.
(我々の新しい政策は急進的だが必要だ。)
学術的:
The scientist proposed a radical new theory.
(科学者は根本的な新理論を提唱した。)Radical reforms are needed in the education system.
(教育制度には急進的な改革が必要だ。)The study suggests a radical shift in perspective.
(その研究は視点の根本的な転換を示唆している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- fundamental(基本的な、根本的な)
- Radical changes are often fundamental changes.(急進的な変化はしばしば根本的な変化です。)
- extreme(極端な)
- His radical views are seen as extreme by many.(彼の急進的な見解は多くの人に極端だと見なされている。)
反意語:
- conservative(保守的な)
- Radical changes contrast with conservative approaches.(急進的な変化は保守的なアプローチと対照的です。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA): /ˈrædɪkəl/
アクセント:
- 第一音節「rad」に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の発音はほとんど同じです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
radical
とradicle
(根)を混同しないように注意。 - 意味の混同:
radical
は「急進的な」だけでなく「根本的な」という意味もあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
Root
(根)から派生しているので、「根本的な」と覚えやすい。Radical
の「R」は「Root」の「R」と覚えると良いでしょう。
このように、「radical」は変化や革新を表す重要な単語です。そのニュアンスや使用シーンを理解し、適切に使いこなすことで英語力が向上します。
意味のイメージ
意味(1)
(数学の記号で)根(こん)の
意味(2)
(数学の記号で)根,根号
意味(3)
《しばしばR-》急進的な,過激な
意味(4)
(化学反応で)基(き),根
意味(5)
《しばしばR-》急進堂員,主義者,過激論者
意味(6)
根本的な,基本的な