元となった辞書の項目
compute
解説
以下に、動詞「compute」について詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
compute (動詞)
- 英語: compute
- 日本語: 計算する、算出する
「compute」は、何かを計算する、計算して結果を出すという意味です。例えば、数学の問題を解いたり、コンピューターを使ってデータを処理する際に使われます。こういう場面で使われる、計算に関連するニュアンスの単語です。
- 品詞: 動詞
他の品詞: 名詞形「computation」(計算)、形容詞形「computable」(計算可能な)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1: 日常的な話題についての文章を理解でき、簡単な文章を作成できるレベル。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 語幹:
compute
(計算する) - 接尾語: なし
関連語
- computation (名詞): 計算
- computable (形容詞): 計算可能な
コロケーション(共起表現)
- compute the result - 結果を計算する
- compute the sum - 合計を計算する
- compute the average - 平均を計算する
- compute the cost - コストを計算する
- compute the distance - 距離を計算する
- compute the time - 時間を計算する
- compute the value - 価値を計算する
- compute the interest - 利息を計算する
- compute the data - データを計算する
- compute the probability - 確率を計算する
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語
computare
から派生し、com-
(共に)とputare
(考える、計算する)の合成。歴史的には、計算や数値の取り扱いに関連する意味で使われてきました。 - ニュアンス: 現代では、特にコンピューターを使って何かを計算する場合に使われることが多いです。数学的な計算だけでなく、データ処理や解析など広範囲で用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- 他動詞として使う:
compute something
(例: compute the total) - 自動詞として使う:
compute
(例: The system can compute very quickly)
- 他動詞として使う:
フォーマル/カジュアル: 比較的フォーマルな場面で使われることが多い。日常会話よりも技術的な文脈でよく見られる。
5. 実例と例文
日常会話
- I need to compute my expenses for this month. - 今月の出費を計算しなければならない。
- Can you compute how much we need to save? - どれくらい貯金が必要か計算してくれますか?
- Let's compute the time it will take to travel. - 旅行にかかる時間を計算しよう。
ビジネス
- We need to compute the project's budget. - プロジェクトの予算を計算する必要があります。
- He can compute the ROI for this investment. - 彼はこの投資のROIを計算できます。
- The software can compute the optimal route. - そのソフトウェアは最適なルートを計算できます。
学術的な文脈
- The algorithm can compute the solution efficiently. - そのアルゴリズムは効率的に解を計算できます。
- Researchers can now compute complex models. - 研究者たちは今や複雑なモデルを計算できます。
- We use this formula to compute the probability. - この公式を使って確率を計算します。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- calculate (計算する): より広範な意味で使われるが、特に数学的な計算に使われる。
- 例: Calculate the total cost. - 総費用を計算する。
- estimate (見積もる): 正確な値を求めるのではなく、概算を行う。
- 例: Estimate the expenses. - 出費を見積もる。
反意語
- ignore (無視する): 計算や考慮をせずに無視する。
- 例: Ignore the minor details. - 細かい点を無視する。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /kəmˈpjuːt/
- アクセント: 第2音節(
pute
)に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「t」がやや強調される。
よくある発音の間違い
com-
を「コム」ではなく「カム」と発音すること。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
compute
の「e」を忘れることがあるので注意。 - 同音異義語:
compute
とcompete
(競う)は発音が似ているため混同しやすいが、意味は全く異なるので注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント:
computer
(コンピューター)と関連付けて覚えると良いです。コンピューターは計算する機械なので、その動詞形が「compute」と考えると覚えやすいです。イメージ: 数学の授業やコンピューターを使って計算しているシーンを思い浮かべると良いでしょう。
このように「compute」は計算やデータ処理に関する動詞であり、特に技術的な文脈でよく使われる単語です。
意味のイメージ
意味(1)
…'を'計算する,見積もる
意味(2)
計算する,算定する