元となった辞書の項目
specific
解説
1. 基本情報と概要
specific
- 英語: specific
- 日本語: 特定の、具体的な
「specific」は、特定のものや事柄を指し示す際に使われる形容詞です。何かを他のものと区別して明確にする場合に使います。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞: 形容詞
- 他の品詞: 名詞 (specifics: 詳細)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: -ic(形容詞を作る接尾語)
- 語幹: spec-(見る、観るの意味を持つラテン語
specere
に由来)
派生語や関連語
- specification (名詞): 仕様、明細
- specifically (副詞): 特に、具体的に
- specify (動詞): 明確に述べる
よく使われるコロケーション
- specific information - 特定の情報
- specific details - 具体的な詳細
- specific purpose - 特定の目的
- specific area - 特定の地域
- specific requirements - 特定の要件
- specific instructions - 具体的な指示
- specific time - 特定の時間
- specific question - 具体的な質問
- specific example - 具体的な例
- specific criteria - 特定の基準
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語 specificus
(種を区別する)に由来します。歴史的には、特定の種類や形式を区別するために使われてきました。
ニュアンスと使用時の注意点:
- 「specific」は、何かを明確に区別して言及する場合に使われます。
- フォーマルな場でもカジュアルな場でも使えますが、特にビジネスや学術的な文脈でよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- be specific about: 〜について具体的に述べる
- in specific terms: 具体的な用語で
- for a specific reason: 特定の理由で
フォーマル/カジュアルな使用シーン:
- フォーマル: ビジネスミーティングやプレゼンテーションでの使用
- カジュアル: 日常会話での使用
5. 実例と例文
日常会話:
- Can you be more specific about what you need? (何が必要なのか、もっと具体的に教えてもらえますか?)
- She gave me specific directions to her house. (彼女は家への具体的な道順を教えてくれました。)
- I have a specific time in mind for our meeting. (会議の具体的な時間を考えています。)
ビジネス:
- We need to discuss the specific requirements of the project. (プロジェクトの具体的な要件について話し合う必要があります。)
- Please provide specific examples to support your argument. (あなたの主張を裏付ける具体的な例を提供してください。)
- The contract includes specific terms and conditions. (契約には具体的な条項と条件が含まれています。)
学術的な文脈:
- The study focuses on specific aspects of climate change. (この研究は気候変動の特定の側面に焦点を当てています。)
- Specific guidelines were given to conduct the experiment. (実験を行うための具体的な指針が与えられました。)
- The paper provides specific evidence to support the hypothesis. (論文は仮説を裏付ける具体的な証拠を提供しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- precise(精密な、正確な): より正確さや細部に焦点を当てる
- particular(特定の、特別な): より個別の事象に焦点を当てる
- detailed(詳細な): 細かい情報を含む
反意語:
- general(一般的な): 全体的な、特定されていない
- vague(曖昧な): 不明瞭な、はっきりしない
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /spəˈsɪfɪk/
- アクセントは第2音節にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
specfic
やspesific
と間違えやすい - 同音異義語:
pacific
(太平洋)と混同しないように注意
試験対策:
- TOEICや英検では、特にビジネスや技術的文脈での使用が多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「spec-」は「見る」を意味することから、何かを「特定して見る」と覚えると良いでしょう。
- 「specific」は「スペシフィック」と発音し、「スペシフィックな情報」と唱えることで覚えると効果的です。
このように、「specific」は特定のものや事柄を明確に区別して言及する際に使われる便利な単語です。ビジネスや学術的な文脈で特によく使われるので、しっかりと覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
《名詞の前にのみ用いて》特定の,一定の
意味(2)
明確な,明白な
意味(3)
(そのものに)特有の,独特の《+to+名》