unlike
1. 基本情報と概要
unlike(アンライク)は形容詞および前置詞です。
- 形容詞:
異なる
、似ていない
- 前置詞:
〜とは異なり
形容詞としては「AはBと異なる」という意味で使われます。例えば、「彼の新しい作品は以前の作品とは異なる」といった文脈で使われます。前置詞としては、「彼女は兄とは異なり」といった感じで使われます。
CEFRレベル:B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: un-(否定を表す)
- 語幹: like(似ている)
「un-」は否定の意味を持ち、「like」は「〜のような、似ている」という意味です。これを組み合わせると「似ていない、異なる」という意味になります。
関連語:
- unlikeable(好ましくない)
- unlikely(ありそうもない)
- likeness(類似)
コロケーション:
- unlike anything else(他の何とも異なる)
- unlike before(以前とは異なり)
- completely unlike(全く異なる)
- unlike any other(他のどれとも異なる)
- unlike him(彼とは異なり)
- unlike in appearance(見た目が異なる)
- unlike in behavior(行動が異なる)
- unlike most people(ほとんどの人とは異なり)
- unlike their parents(彼らの親とは異なり)
- unlike each other(お互いに異なる)
3. 語源とニュアンス
「unlike」の語源は古英語の「un-」と「lic」との組み合わせから来ています。歴史的に見ても、否定の意味を持つ接頭語「un-」と、形容詞の語幹「like」が結びつくことで「異なる」という意味を持つようになりました。
使用時の注意点としては、カジュアルな文脈でもフォーマルな文脈でも使えるため、非常に汎用性が高いです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- A is unlike B.(AはBと異なる)
- Unlike A, B...(Aとは異なり、Bは...)
形容詞として使う場合は、通常、比較対象が明示されることが多いです。前置詞として使う場合も同様です。
5. 実例と例文
日常会話:
- This new dish is unlike anything I've ever tasted.(この新しい料理は今までに味わったことがないものとは異なる。)
- Unlike her sister, Jane is very outgoing.(彼女の妹とは異なり、ジェーンはとても社交的です。)
- His behavior today is unlike him.(今日の彼の行動は彼らしくない。)
ビジネス:
- Unlike previous reports, this one is more comprehensive.(以前の報告書とは異なり、今回のものはより包括的です。)
- Unlike other companies, we prioritize customer satisfaction.(他の会社とは異なり、私たちは顧客満足を優先します。)
- This approach is unlike the traditional methods.(このアプローチは従来の方法とは異なる。)
学術的な文脈:
- Unlike mammals, birds have a different respiratory system.(哺乳類とは異なり、鳥類は異なる呼吸器系を持っています。)
- Unlike the control group, the experimental group showed significant improvement.(対照群とは異なり、実験群は顕著な改善を示しました。)
- Unlike previous studies, this research focuses on a different demographic.(以前の研究とは異なり、この研究は異なる人口層に焦点を当てています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- different(異なる)
- dissimilar(似ていない)
- distinct(明確に異なる)
反意語:
- alike(似ている)
- similar(類似の)
- identical(同一の)
ニュアンスの違い:
different
は一般的に使われる「異なる」という意味。dissimilar
は「似ていない」という意味で、ややフォーマル。distinct
は「明確に異なる」という意味で、強調したい場合に使う。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ʌnˈlaɪk/
強勢: un-like
の2音節目に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の発音に大きな違いはありません。よくある発音の間違いとしては、強勢を間違えることです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
よくある間違い:
unlike
をunlikeable
やunlikely
と混同すること。- 強勢を間違えること。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験では、類似の意味を持つ単語との比較や、異なる意味で使われる文脈の理解が問われることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
like
が「〜のような」という意味であることを覚え、「un-」がそれを否定することを覚えると記憶しやすいです。例えば、「unhappy」(不幸な)のように「un-」が否定を表すことを理解することで、「unlike」(似ていない)も簡単に覚えられます。
勉強テクニック:
- フラッシュカードを使って、関連する単語と一緒に覚える。
- 実際に文脈で使う練習をする。
以上が「unlike」の詳細な解説です。
似ていない,異なる