元となった辞書の項目
himself
解説
代名詞「himself」の詳細解説
1. 基本情報と概要
意味(英語): Himself is a reflexive pronoun used to refer back to a subject that is male or a masculine noun.
意味(日本語): 「彼自身」。自分自身を指す代名詞で、主に男性や男性名詞を指す際に使われます。例えば、「彼自身がそれをした」というような文脈で使われます。
品詞: 代名詞(再帰代名詞)
CEFRレベル: A2(初級)
- A2レベル:基本的な言葉やフレーズを理解し、日常的なシチュエーションで使えるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- him: 「彼」を意味する代名詞。
- self: 「自己」を意味する名詞。
派生語や類縁語:
- herself(彼女自身)
- themselves(彼ら自身)
- myself(私自身)
- yourself(あなた自身)
よく使われるコロケーション:
- He did it himself.(彼自身がそれをした)
- He hurt himself.(彼は自分自身を傷つけた)
- He taught himself.(彼は独学した)
- He prides himself on his work.(彼は自分の仕事を誇りに思っている)
- He found himself lost.(彼は迷子になったと気づいた)
- He introduced himself.(彼は自己紹介した)
- He saw himself in the mirror.(彼は鏡に映った自分を見た)
- He prepared himself for the exam.(彼は試験の準備をした)
- He expressed himself clearly.(彼は明確に自分の意見を述べた)
- He blamed himself for the mistake.(彼はその過ちを自分のせいにした)
3. 語源とニュアンス
「himself」の語源は中英語の「himself」、「himsylf」から来ており、古英語の「him self」に由来します。歴史的には再帰代名詞として使われてきました。
使用時の注意点:
- 主語と目的語が同一である場合に使われます。
- カジュアルな会話からフォーマルな文章まで幅広く使用されます。
- 強調の意味で使われることもあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 主語 + 動詞 + himself(例:He prepared himself.)
- 強調構文(例:He himself did it.)
使用シーン:
- 日常会話でもフォーマルな場でも使用できます。
文法上のポイント:
- 再帰代名詞として、主語と同じ人物を指すときに使います。
- 強調したい場合にも使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
- He cooked dinner himself.(彼自身が夕食を作った)
- He cleaned the room by himself.(彼は一人で部屋を掃除した)
- He introduced himself to the new neighbors.(彼は新しい隣人に自己紹介した)
ビジネス:
- He completed the report himself.(彼自身がレポートを完成させた)
- He presented the project by himself.(彼は一人でプロジェクトを発表した)
- He handled the client himself.(彼がクライアントを直接対応した)
学術的な文脈:
- He conducted the experiment himself.(彼自身が実験を行った)
- He authored the paper himself.(彼自身がその論文を書いた)
- He defended his thesis himself.(彼は自分自身で論文を守った)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- himself(彼自身)
- herself(彼女自身)
- themselves(彼ら自身)
- myself(私自身)
- yourself(あなた自身)
反意語:
- others(他の人々)
- someone else(他の誰か)
ニュアンスや使い方の違い:
- 「himself」は男性や男性名詞に対して使われます。
- 「herself」は女性や女性名詞に対して使われます。
- 「themselves」は複数の人や物に対して使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /hɪmˈsɛlf/
強勢: 「self」に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い: 特に大きな違いはありません。
よくある発音の間違い: 「himself」の「him」を強く発音しすぎないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- himselfを「himselfs」と誤って書かないように注意。
同音異義語との混同:
- 再帰代名詞の使い方を混同しないように注意(例えば、myself, herselfなど)。
試験対策:
- TOEICや英検などで再帰代名詞の使い方に関する問題が出ることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすくするためのイメージ:
- 「him」と「self」を組み合わせて、「彼自身」という意味を覚えましょう。
- 「self」が入っているので「自己」を意味すると連想できます。
勉強テクニック:
- 自己紹介の練習をする際に「himself」を使ってみましょう。
- 例文を作り、自分自身の経験に基づいて練習することをお勧めします。
この「himself」の解説があなたの英語学習に役立つことを願っています。
意味のイメージ
意味(1)
《強意用法》
意味(2)
《[代]名詞と同格に用いて》彼自身,彼自ら
意味(3)
《再帰用法》《動詞・前置詞の目的語として》彼自身を(に)