元となった辞書の項目
queen
名詞
(…の)(一国の君主としての)『女王』(+『of』+『名』) / 『王妃(queen consort)』 / 《比喩(ひゆ)的に》(…の)『女王』,『花形』《+『of』+『名』》 / (カードの)(…の)クイーン[の札]《+『of』+『名』》 / (チェスの)クイーン / ...
解説
1. 基本情報と概要
Queen(クイーン)は、英語で「女王」を意味する名詞です。日本語では「女王」や「王妃」と訳されます。王国や国家の女性の君主を指し、歴史的にも現代社会でも重要な役割を果たす存在です。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞:名詞
CEFRレベル:A2(初級)
- A1:超初心者
- A2:初級
- B1:中級
- B2:中上級
- C1:上級
- C2:最上級
2. 語構成と詳細な意味
語幹:queen
- 接頭語や接尾語はありません。
関連性:
- Queenly(形容詞):女王のような
- Queenship(名詞):女王の地位
- Queenly(副詞):女王のように
コロケーション:
- Queen Victoria - ヴィクトリア女王
- Queen Elizabeth - エリザベス女王
- Queen's speech - 女王の演説
- Queen bee - 女王蜂
- Queen consort - 王妃
- Queen regnant - 在位中の女王
- Queen mother - 王太后
- Drag queen - ドラァグクイーン
- Beauty queen - 美人コンテストの優勝者
- Prom queen - プロムの女王
3. 語源とニュアンス
語源:古英語の「cwen」から派生し、さらにゲルマン語系の「kwoen」から来ています。歴史的には、王国や部族の女性リーダーを指していました。
使用時の注意点:
- 口語でも文章でも使われますが、歴史的・フォーマルな文脈で多く使われます。
- 現代では、比喩的に使われることもあります(例:ドラァグクイーン、ビューティークイーン)。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- The queen of England - イギリスの女王
- She was crowned queen - 彼女は女王に戴冠された
- Queen Elizabeth is respected by many - エリザベス女王は多くの人に尊敬されています
文法:
- 可算名詞です。
- 他動詞として使われることはありません。
5. 実例と例文
日常会話:
Did you see the queen's speech last night?
- 昨晩の女王の演説を見ましたか?She dressed up like a queen for the costume party.
- 彼女はコスチュームパーティーで女王のように着飾りました。He treats her like a queen.
- 彼は彼女を女王のように扱います。
ビジネス:
The queen will be visiting our city next month.
- 女王が来月私たちの都市を訪れる予定です。The queen's influence on politics is significant.
- 女王の政治への影響は大きいです。A queen's endorsement can boost a brand's prestige.
- 女王の推薦がブランドの名声を高めることがあります。
学術的:
Queen Victoria reigned from 1837 to 1901.
- ヴィクトリア女王は1837年から1901年まで統治しました。The role of a queen in medieval society was multifaceted.
- 中世社会における女王の役割は多面的でした。Queen Elizabeth I's reign is known as the Elizabethan era.
- エリザベス1世の統治はエリザベス朝時代として知られています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Empress(女帝):帝国の女性支配者
- Monarch(君主):男女問わず支配者
- Sovereign(主権者):支配権を持つ者
反意語:
- King(王):男性の君主
使い方の違い:
- Queen は特に女性の君主を指しますが、Empress は帝国の女性支配者を指し、より広い範囲を含むことがあります。
- Monarch や Sovereign は性別を問わず使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/kwiːn/
アクセント:
- アクセントは「ク」にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:qween, quean(正しいスペルは
queen
) - 同音異義語:なし
- 試験対策:TOEICや英検での出題は比較的少ないが、歴史や文化に関する問題で出る可能性がある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Queen」は「クイーン」というカタカナで覚えやすいです。
- 「Kween」とはつづらないように注意。
- 「クイーン=女王」とイメージしやすいように、英語の教科書や映画で出てくる有名な女王の名前(例:Queen Elizabeth)で覚えるとよいでしょう。
これらの情報を通じて、単語「queen」について深く理解し、効果的に学習することができるでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
(…の)(一国の君主としての)女王(+of+名)
意味(2)
《比喩(ひゆ)的に》(…の)女王,花形《+of+名》
意味(3)
(カードの)(…の)クイーン[の札]《+of+名》
意味(4)
(チェスの)クイーン
意味(5)
女王バチ(queen bee)
意味(6)
王妃(queen consort)
意味(7)
《軽べつして》女王のつもりで統治する,もったいぶる