元となった辞書の項目
accessible
解説
形容詞「accessible」の詳細解説
1. 基本情報と概要
accessible(発音: /əkˈsɛsɪbəl/)は、「アクセスしやすい」「利用しやすい」「接近できる」という意味の形容詞です。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、建物やウェブサイトが障害者にも使いやすい場合、「accessible」と言います。
- 品詞: 形容詞(adjective)
- 他の品詞の例:
- 名詞:accessibility(アクセス可能性)
- 動詞:access(アクセスする)
CEFRレベル: B2(中上級)
B2レベルの単語は、日常会話以上の内容を理解し、表現できる中上級者向けの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: ac-(ラテン語のad-から派生し、「~に向かって」の意味)
- 語幹: cess(ラテン語のcedereから派生し、「行く、進む」の意味)
- 接尾語: -ible(ラテン語の-ibilisから派生し、「~できる」の意味)
関連語:
- 名詞: accessibility(アクセス可能性)
- 動詞: access(アクセスする)
- 形容詞: inaccessible(アクセスしにくい)
よく使われるコロケーション:
- wheelchair accessible - 車椅子でアクセス可能な
- easily accessible - 簡単にアクセスできる
- public accessible - 一般公開されている
- internet accessible - インターネットアクセス可能な
- accessible information - アクセス可能な情報
- accessible location - アクセスしやすい場所
- accessible design - アクセスしやすいデザイン
- accessible transportation - 利用しやすい交通手段
- accessible facilities - 利用しやすい設備
- accessible entrance - アクセスしやすい入口
3. 語源とニュアンス
語源:
「accessible」は、ラテン語の「accessibilis」から派生し、さらに「accessus」(接近、進入)に由来します。この言葉は、「ad」(~に向かって)と「cedere」(行く、進む)から成り立っています。
ニュアンスと使用時の注意点:
- 「accessible」は、物理的なアクセスのしやすさだけでなく、情報やサービスの利用しやすさなど、広範な意味で使われます。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われますが、特に公共の施設やサービスの説明でよく使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- Something is accessible to someone.
- 例: The library is accessible to everyone.(図書館は誰でも利用できます。)
イディオム:
- make something accessible
- 例: They made the website accessible to all users.(彼らはウェブサイトを全ユーザーが利用できるようにしました。)
使用シーンに応じた特徴:
- フォーマル/カジュアル: 両方の場面で適用可能
5. 実例と例文
日常会話:
- This park is very accessible for people with disabilities.(この公園は障害を持つ人々にとって非常にアクセスしやすいです。)
- Is this document accessible online?(この文書はオンラインで閲覧可能ですか?)
- The restaurant is easily accessible by public transport.(そのレストランは公共交通機関で簡単に行けます。)
ビジネス:
- We need to make our products more accessible to international customers.(我々の製品を国際的な顧客にもっと利用しやすくする必要があります。)
- The conference center is accessible via several major highways.(その会議センターは複数の主要な高速道路からアクセスできます。)
- Our new software is designed to be accessible to users with different levels of technical expertise.(我々の新しいソフトウェアは、異なる技術レベルのユーザーが利用できるように設計されています。)
学術的な文脈:
- The research data should be accessible to all interested parties.(研究データはすべての関係者がアクセスできるようにするべきです。)
- The library has made its archives accessible to the public.(図書館はそのアーカイブを一般公開しました。)
- Accessible education is a fundamental right.(アクセス可能な教育は基本的な権利です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- reachable - 到達可能な
- The mountain peak is reachable via a hiking trail.(山頂にはハイキングコースで到達できます。)
- available - 利用可能な
- The information is available online.(その情報はオンラインで利用できます。)
- approachable - 近づきやすい
- The professor is very approachable.(その教授は非常に話しかけやすいです。)
反意語:
- inaccessible - アクセスできない
- The remote village is inaccessible during the winter.(その遠隔の村は冬の間アクセスできません。)
- unreachable - 到達できない
- The island is unreachable due to the storm.(その島は嵐のため到達できません。)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /əkˈsɛsɪbəl/
- アクセントの位置: 第2音節にアクセントがあります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: アクセントや発音に大きな違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「accessible」のスペルミスに注意しましょう。特に「cc」の部分を「c」と間違えやすいので注意。
- 同音異義語と混同しないようにしましょう。「access」(動詞、名詞)と混同しやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「accessible」を覚える際には、「access」(アクセス)という単語から派生していることを意識すると覚えやすいです。「-ible」は「~できる」という意味を持つ接尾語なので、「アクセスできる」と覚えると良いでしょう。
この説明が「accessible」についての理解を深める助けになれば幸いです。
意味のイメージ
意味(1)
《補語にのみ用いて》(感情などに)動かされやすい,(…の)影響を受けやすい《+to+名》
意味(2)
(またget-at-able)近づきやすい,入りやすい,達しうる