元となった辞書の項目
agreement
解説
1. 基本情報と概要
agreement(アグリーメント)
- 意味:
- 英語: A mutual understanding or arrangement between parties.
- 日本語: 合意、協定、契約
「agreement」は、二者以上の間で合意が得られた状態や取り決めを指す単語です。例えば、ビジネス契約や友達同士の約束など、何かを取り決めるときに使われます。こういう場面で使われる、しっかりとした合意や取り決めのニュアンスがあります。
品詞: 名詞
- 他の品詞:
- 動詞: agree(同意する)
- 形容詞: agreeable(同意できる、快適な)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: 無し
- 語幹: agree(同意する)
- 接尾語: -ment(名詞を作る接尾語)
関連語:
- agree(同意する)
- agreement(合意)
- disagreement(不一致)
コロケーション:
- mutual agreement(相互合意)
- come to an agreement(合意に至る)
- written agreement(書面による合意)
- verbal agreement(口頭での合意)
- reach an agreement(合意に達する)
- binding agreement(拘束力のある合意)
- legal agreement(法的合意)
- signed agreement(署名済みの合意)
- formal agreement(正式な合意)
- tacit agreement(暗黙の合意)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「ad-」(〜に向かって)と「gratum」(感謝)から派生。中世フランス語の「agreer」(満足させる)を経て、「agreement」となった。
ニュアンス:
- フォーマルな場面で使われることが多いです。ビジネス契約や法律的な文脈で頻繁に用いられます。
- 感情的な響きは少なく、客観的・中立的な印象です。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- in agreement with(〜と一致して)
- come to an agreement(合意に至る)
- reach an agreement(合意に達する)
使用シーン:
- フォーマルなビジネスや法律文書、契約書などでよく使われます。
- カジュアルな会話では「deal」や「arrangement」などの方が使われることがあります。
可算・不可算の区別:
- 可算名詞:
an agreement
(一つの合意) - 不可算名詞:
agreement
(合意の概念全体)
- 可算名詞:
5. 実例と例文
日常会話:
We finally reached an agreement about the vacation plans.
(休暇の計画についてついに合意に達した。)Is there an agreement between you two?
(あなたたち二人の間に合意はありますか?)Let's come to an agreement before moving forward.
(先に進む前に合意に至ろう。)
ビジネス:
The two companies signed a partnership agreement.
(二つの会社がパートナーシップ協定に署名した。)We are currently drafting a new agreement for the merger.
(現在、合併のための新しい合意を作成中です。)The agreement includes terms for both parties.
(その合意には両者の条件が含まれています。)
学術的:
The researchers reached an agreement on the methodology.
(研究者たちは方法論について合意に達した。)The agreement between the universities will foster collaboration.
(大学間の合意は協力を促進するだろう。)A formal agreement was necessary to proceed with the study.
(研究を進めるためには正式な合意が必要だった。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- contract(契約): 法的拘束力のある合意
- deal(取引): カジュアルな合意、取引
- arrangement(取り決め): 合意に基づく計画や準備
反意語:
- disagreement(不一致): 意見や立場の違い
- conflict(対立): 強い意見の対立
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /əˈɡriːmənt/
アクセント: 第2音節に強勢が置かれる(ə-GREE-ment)
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 特に発音の違いはありません。
よくある発音の間違い: 最初の「a」を「ア」と発音しないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「agrement」や「agreemant」と書かないように注意。
- 同音異義語: 特にありませんが、「agreement」と「contract」などの使い分けに注意。
- 試験対策: TOEICや英検などで、ビジネスや契約に関連する文脈で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 記憶のヒント: agree + ment(同意する + 名詞化)で「agreement」になります。
- イメージ: 二人が握手して、お互いに同意している場面を想像すると覚えやすいです。
以上が「agreement」の詳細な解説です。この単語を使う際には、フォーマルな場面での使用が多いことを意識すると良いでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉(意見・感情などの)(…についての)一致,調和,同意《+on(upon,about,with)+名(wh-節・句)》
意味(2)
〈C〉(2者以上の間で結ばれた)協定,協約
意味(3)
〈U〉(人称・性・格の)一致(concord)