knock
(音がするくらい強く)…‘を'たたく,打つ,なぐる / (…に)〈体・体の一部〉‘を'ぶつける《+名+against(on)+名》 / 《副詞[句]を伴って》…‘を'打って(ある状態などに)する / 〈穴など〉‘を'打ってあける / 《俗》…‘を'けなす,こきおろす / 《英俗》…‘を'びっくりさせる,‘に'ショックを与える / (…を)コツコツとたたく《+on(at)+名》 / (…に)ぶつかる,衝突する《+against(into)+名》 / (故障などで)〈エンジンなどが〉ガタガタいう,ノッキングを起こす
1. 基本情報と概要
knock（ノック）は、以下のような意味を持つ英単語です。
- 英語: To strike a surface noisily to attract attention, especially by tapping on a door.
- 日本語: 叩く、特にドアを叩いて注意を引くこと。
こういう場面で使われる、誰かの注意を引くためにドアを叩いたり、何かを打ち付ける際に使う単語です。
- 品詞: 動詞
- 他の品詞の例:
- 名詞: knock（叩くこと、ノック）
CEFRレベル: A2（初級）
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: knock
- 接頭語・接尾語: 特にない
関連表現・コロケーション:
- knock on the door - ドアをノックする
- knock down - 倒す
- knock out - ノックアウトする
- knock over - ひっくり返す
- knock off - 仕事を終える
- knock it off - それをやめる
- knock at - （ドアなどを）叩く
- knock into - ぶつかる
- knock about - あちこちぶつける
- knock back - 一気に飲む
3. 語源とニュアンス
語源: 中英語の「knokken」から派生し、古英語の「cnucian」に由来します。歴史的には、何かを叩く、打つという意味で使われていました。
ニュアンス: ドアをノックして誰かの注意を引いたり、物をぶつけたりする時に使います。カジュアルにもフォーマルにも使われますが、文脈によっては軽い打撃から強い打撃まで幅広い意味を持ちます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- knock on + [名詞]（ドアなど） - [名詞]を叩く
- knock + [目的語] + [補足説明]（down, outなど） - [目的語]を[補足説明]のようにする
イディオム:
- knock it off - やめる（カジュアル）
- knock on wood - 幸運を願って木を叩く（迷信的な行動）
使用シーン: 日常会話やビジネスシーンでもよく使われます。可算・不可算の区別はありません。
5. 実例と例文
日常会話:
Could you knock on the door to see if she's home?
（彼女が家にいるかドアをノックしてみてくれる？）I always knock three times before entering a room.
（部屋に入る前に必ず三回ノックします。）The wind knocked the vase off the table.
（風が花瓶をテーブルから叩き落としました。）
ビジネス:
Please knock before entering the office.
（オフィスに入る前にノックしてください。）He knocked on the CEO's door to discuss the project.
（彼はプロジェクトについて話すためにCEOのドアをノックしました。）The report knocked my expectations out of the park.
（その報告書は私の期待を大きく上回りました。）
学術的な文脈:
The experiment knocked down several hypotheses about climate change.
（その実験は気候変動に関するいくつかの仮説を覆しました。）The findings knocked the previous theories into question.
（その発見は以前の理論に疑問を投げかけました。）Researchers were able to knock out specific genes in the study.
（研究者たちは研究で特定の遺伝子をノックアウトすることができました。）
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- tap（タップする）: 軽く叩く、ノックよりも弱い打撃
- strike（打つ）: 強く打つ、叩く
- bang（バンと叩く）: 大きな音を立てて叩く
反意語:
- ignore（無視する）
- avoid（避ける）
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /nɒk/
アクセント: アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「ナック」のように発音されることが多いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: 「knok」と書く間違いがよく見られます。
同音異義語: 「knock」と「nock」（矢の弦にかける部分）の混同には注意が必要です。
出題傾向: TOEICや英検などで、ビジネスシーンや日常会話の文脈で頻繁に登場します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
音のイメージ: 「ノックノック」という音で覚えると良いでしょう。
関連ストーリー: ドアをノックしているシーンをイメージすると、その行動が視覚的に記憶に残りやすくなります。
勉強テクニック: ドアをノックするジェスチャーを実際に行いながら発音練習をすることで、動作と音が結びつきやすくなります。
(…に)〈体・体の一部〉‘を'ぶつける《+名+against(on)+名》
《副詞[句]を伴って》…‘を'打って(ある状態などに)する
〈穴など〉‘を'打ってあける
《俗》…‘を'けなす,こきおろす
《英俗》…‘を'びっくりさせる,‘に'ショックを与える
(…を)コツコツとたたく《+on(at)+名》
(…に)ぶつかる,衝突する《+against(into)+名》
(故障などで)〈エンジンなどが〉ガタガタいう,ノッキングを起こす
(音がするくらい強く)…‘を'たたく,打つ,なぐる
