vice

1. 基本情報と概要

vice（形容詞）は、「代理の、代行の」という意味です。英語では「acting in place of; deputy or assistant」という意味になります。たとえば「vice president」は「副社長」を意味し、主要な役職者の代理や補佐を務める人を指します。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。

品詞

• 形容詞: vice (代理の、代行の)


• 名詞: vice (悪徳、悪習)


• 動詞: vice (しばる、固定する)

CEFRレベル

• B2（中上級）：職場や公式な場面でよく使われるため、このレベルに相当します。

2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹

• 接頭語: vice- (代理、副)


• 語幹: - なし

関連性

• 派生語:
  
  
  • vice-president (副社長)
  
  
  • vice-chairman (副会長)
  
  


• 類縁語:
  
  
  • deputy (代理)
  
  
  • assistant (助手)
  
  

コロケーションと関連フレーズ

1. vice president（副社長）


2. vice chairman（副会長）


3. vice principal（副校長）


4. vice chancellor（副総長）


5. vice consul（副領事）


6. vice admiral（副提督）


7. vice captain（副キャプテン）


8. vice chairman of the board（取締役会副会長）


9. vice president of marketing（マーケティング副社長）


10. vice president of finance（財務副社長）

3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の「vice」から派生し、「代わりに」を意味します。中世英語に取り入れられ、役職や役割を表すようになりました。

使用時の注意点

フォーマルな場面で使用されることが多いです。職場や役職名において使われることが一般的で、カジュアルな会話ではあまり使用されません。

4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文

• vice + [役職名]

使用シーン

• フォーマルな場面: 役職名や公式なタイトルに用いられます。


• カジュアルな場面: あまり使われません。

5. 実例と例文

日常会話

1. He was promoted to vice president last year.（彼は昨年、副社長に昇進しました）


2. The vice chairman will lead the meeting today.（今日の会議は副会長が主導します）


3. She is the vice principal of the school.（彼女はその学校の副校長です）

ビジネス

1. The vice president of marketing presented the new strategy.（マーケティング副社長が新しい戦略を発表しました）


2. Our vice chairman has extensive experience in finance.（我々の副会長は財務に豊富な経験があります）


3. The vice chancellor will be attending the conference.（副総長がその会議に出席します）

学術的

1. The vice chancellor introduced the keynote speaker.（副総長が基調講演者を紹介しました）


2. The vice dean of the faculty addressed the students.（学部の副学部長が学生たちに話しかけました）


3. He was appointed as the vice president of the association.（彼はその協会の副会長に任命されました）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

• deputy（代理）


• assistant（助手）

反意語

• principal（主要な、主たる）


• chief（主任）

ニュアンスの違い

• deputy: 代理として一時的にその役職を務めるニュアンスが強い


• assistant: 補佐する役割としての意味合いが強い

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号

• /vaɪs/ （アメリカ英語、イギリス英語共通）

アクセント

• アクセントは最初の「v」にあります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: 「vice」を「vise」と書いてしまうことがあるので注意。


• 同音異義語: 「vice」は名詞として「悪徳、悪習」を意味することもあるので、文脈に注意。

試験対策

• TOEICやビジネス英語の試験で役職名として出題されることが多いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 覚え方: 「vice」は「副」を意味するので、「主要な人の次にいる人」と覚えると良いでしょう。


• 関連ストーリー: 映画やドラマで「副大統領」や「副社長」が登場するシーンを思い出すと記憶に残りやすいです。