最終更新日:2024/06/11
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元となった辞書の項目

grip

名詞

《単数形で》(…を)しっかり握る(つかむ)こと《+on+名》 / (特にスポーツ用具などの)握り方;握力 / (…に対する)支配力,制御力《+on+名》 / 《単数形で》(…に対する)理解力《+on(of)+名》 / (道具・機械などの)握り,取っ手,柄 / 《おもに米》小型の手さげ旅行かばん / =grippe

彼はハンドルをしっかり握っていた。

解説

1. 基本情報と概要

Grip


  • 意味(英語): The act of grasping or holding something firmly.

  • 意味(日本語): しっかりと何かを掴むこと、握ること。

こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、手で何かをしっかりと握るときや、感情や状況をしっかりと把握する、コントロールするという意味でも使われます。


  • 品詞: 名詞 (Noun)

  • 他の品詞: 動詞 (to grip - しっかりと掴む、握る)


  • CEFRレベル: B1(中級)


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 接尾語: なし

  • 語幹: grip

派生語:


  • Gripper: 掴むもの、掴む人

  • Gripping: 魅力的な、心を捉える

よく使われるコロケーション(共起表現)や 関連フレーズ:


  1. Get a grip on (理解する、把握する)

  2. Lose one's grip (コントロールを失う)

  3. Firm grip (しっかりとした握り)

  4. Tight grip (強い握り)

  5. Grip strength (握力)

  6. Grip the handle (ハンドルを握る)

  7. Grip tape (グリップテープ)

  8. Grip of fear (恐怖の支配)

  9. Grip of the market (市場の掌握)

  10. Grip on reality (現実の把握)

3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中英語の「grippen」から派生し、古英語の「grīpan」に由来します。意味は「掴む、握る」。

ニュアンス:


  • 物理的な握りを指す場合もあれば、感情や状況に対する支配や理解を意味することもあります。どちらの場合も、しっかりとしたコントロールを連想させます。

使用場面:


  • カジュアルな会話でもフォーマルな文書でも使われますが、文脈に応じて意味が少し変わることがあります。

4. 文法的な特徴と構文

構文例:


  1. He has a strong grip. (彼は握力が強い。)

  2. She needs to get a grip on her emotions. (彼女は感情をコントロールする必要がある。)

  3. The grip of the handle was comfortable. (ハンドルの握り心地は快適だった。)

使用シーン:


  • 可算名詞として使われることが多いですが、場合によっては不可算名詞として使うこともあります。

5. 実例と例文

日常会話:


  1. Can you loosen your grip a bit? (少し握りを緩めてくれる?)

  2. I need a better grip on this tool. (この道具をもっとしっかり握りたい。)

  3. Get a grip! You're overreacting. (冷静になれよ!)

ビジネス:


  1. He has a strong grip on the company's finances. (彼は会社の財務をしっかりと把握している。)

  2. We need to get a grip on the market trends. (市場の動向を把握する必要がある。)

  3. Her grip on leadership is impressive. (彼女のリーダーシップの掌握は見事だ。)

学術的な文脈:


  1. The experiment measured the grip strength of participants. (実験では参加者の握力を測定した。)

  2. The psychological grip of fear can be overwhelming. (恐怖の心理的な支配は圧倒的なことがある。)

  3. The study focuses on the grip of economic policies over the last decade. (研究は過去10年間の経済政策の支配に焦点を当てている。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  • Hold: 握る、持つ(物理的な保持に強調)

  • Clasp: しっかりと握る(より強い握り)

  • Grasp: つかむ(理解、把握に使われることが多い)

反意語:


  • Release: 放す、解放する

  • Loosen: 緩める

ニュアンスの違い:


  • Gripはしっかりとした握りや支配を意味し、物理的にも感情的にも使われます。

  • Holdは単に持つことを意味し、必ずしも強い握りを示しません。

  • Graspは理解や把握の意味で使われることが多いです。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /ɡrɪp/

  • アクセントの位置: 単音節のため、特定のアクセントはありません。

アメリカ英語とイギリス英語の違い:


  • 発音には大きな違いはありません。

よくある発音の間違い:


  • gripの「i」を「ɪ」と発音するのが正しいですが、時々「iː」と長く発音されることがあります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

スペルミス:


  • gripを「gripp」や「gripph」とスペルミスすることがあります。

同音異義語との混同:


  • gripと「grip(映画撮影用語:グリップ、セット設備担当)」を混同しないように注意。

試験対策:


  • TOEICや英検などの試験で「grip」はリスニングやリーディングで出題されることがあります。特に文脈から適切な意味を判断することが求められます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

覚えやすくするためのイメージ:


  • Gripの「G」は「Grab(つかむ)」の「G」と関連付けて覚えると良いでしょう。

  • 「りんごをしっかりと握るイメージ」を頭に描くと、単語の意味が覚えやすくなります。

勉強テクニック:


  • 実際に手で物を握りながら「grip」と発音してみると、感覚的にも覚えやすくなります。

  • フラッシュカードを使って、「grip」の意味と使い方を反復学習すると効果的です。

これで「grip」の詳細な解説は以上です。学習に役立ててください!

意味のイメージ
grip
意味(1)

(特にスポーツ用具などの)握り方;握力

意味(2)

(…に対する)支配力,制御力《+on+

意味(3)

《単数形で》(…に対する)理解力《+on(of)+

意味(4)

(道具・機械などの)握り,取っ手,柄

意味(5)

《おもに米》小型の手さげ旅行かばん

意味(6)

=grippe

意味(7)

《単数形で》(…を)しっかり握る(つかむ)こと《+on+

CEFR-J B2 / 英和選択問題

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