元となった辞書の項目
neglect
解説
名詞「neglect」の詳細解説
1. 基本情報と概要
- neglect(ネグレクト)
- 意味: 英語で「neglect」は「無視」や「怠慢」、「放置」を意味します。日本語では、注意や世話を怠ること、無視することを指します。例えば、子どもの世話を怠ることや、仕事を放置することなどに使われます。
- 品詞: 名詞(他に動詞としても使われます)
- 難易度: B2(中上級)
「neglect」は、何かを注意深く扱わずに放置するニュアンスを持つ単語です。例えば、子供の世話を怠る場合や、仕事を放置する場合に使われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: neglect(元の形)
派生語:
- neglectful(形容詞): 怠慢な
- negligence(名詞): 不注意、怠慢
関連コロケーション:
- child neglect(子供の虐待)
- neglect of duty(職務怠慢)
- neglect of health(健康の無視)
- parental neglect(親の怠慢)
- neglect an opportunity(機会を無視する)
- neglect one's responsibilities(責任を怠る)
- neglect the elderly(高齢者を無視する)
- neglect one's studies(勉強を怠る)
- gross neglect(重大な怠慢)
- medical neglect(医療放置)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の「neglectus」(無視された、怠った)から来ています。
- 歴史的使用: 中世英語から使われており、長い間、注意や世話を欠いた状態を表すために使われてきました。
ニュアンス:
- 口語/文章: 両方で使われますが、フォーマルな場面で使われることが多いです。
- カジュアル/フォーマル: フォーマルな場面でよく使われる単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: 不可算名詞
- 構文:
- Neglect of [something]: 例)Neglect of duty is unacceptable.(職務怠慢は許されません。)
- Neglect in [doing something]: 例)There was neglect in maintaining the building.(建物の維持に怠慢があった。)
イディオム:
- fall into neglect: 放置される、無視される
5. 実例と例文
日常会話:
The garden fell into neglect after she moved away.
(彼女が引っ越した後、庭は放置されました。)Neglect of your health can lead to serious problems.
(健康を無視すると深刻な問題を引き起こすことがあります。)He was accused of neglecting his duties.
(彼は職務怠慢で非難されました。)
ビジネス:
Neglect of customer feedback can harm the company's reputation.
(顧客のフィードバックを無視することは会社の評判を損なうことがあります。)The project failed due to neglect in management.
(そのプロジェクトは管理の怠慢で失敗しました。)Employee neglect of safety protocols will not be tolerated.
(従業員の安全規則の怠慢は容認されません。)
学術的な文脈:
Research neglect in this area has resulted in a lack of data.
(この分野の研究の怠慢がデータ不足を招いています。)The study highlighted the neglect of mental health in the workplace.
(その研究は職場でのメンタルヘルスの無視を浮き彫りにしました。)Historical neglect of this issue has led to widespread ignorance.
(この問題の歴史的な無視が広範な無知を引き起こしました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- ignore(無視する)
- 例)
He ignored the warning signs.
(彼は警告サインを無視しました。)
- 例)
- overlook(見落とす)
- 例)
She overlooked the mistake in the report.
(彼女は報告書のミスを見落としました。)
- 例)
反意語:
- attend to(注意を払う)
- 例)
He attended to the needs of his patients carefully.
(彼は患者のニーズに注意深く対応しました。)
- 例)
- care for(世話をする)
- 例)
She cared for her elderly parents.
(彼女は高齢の両親の世話をしました。)
- 例)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /nɪˈɡlɛkt/
- アクセント: 第二音節にアクセントがあります。アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「negelect」と間違いやすいので注意が必要です。
- 同音異義語: 特にはありませんが、類似する「ignore」との混同に注意してください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方: 「neglect」は「ネグレクト」と日本語にもなっているので覚えやすいです。
- ヒント: 「neglect」という単語を見たとき、「無視する」「怠る」という意味をすぐに連想できるように、具体的なシーンを思い浮かべると良いでしょう。
これらのポイントを押さえて、「neglect」をしっかりと理解し、使いこなせるようにしましょう。
意味のイメージ
意味(1)
(…の)無視,怠慢,(…を)ほったらかしにすること《+of+名》
意味(2)
無視(放置)されていること(状態)