最終更新日:2024/06/13
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元となった辞書の項目

vanity

名詞

〈U〉(容姿・才能などにおける)『虚栄心』,うぬぼれ / 〈U〉(…の)『空虚さ』,はかなさ,無益さ《+of+名(doing)》 / 〈C〉むなしい物(行為) / 〈C〉(女性の)携帯用化粧バッグ

彼女の虚栄心はとどまるところを知らない。

解説

1. 基本情報と概要

vanity


  • 意味:


    • 英語: Excessive pride in or admiration of one's own appearance or achievements.

    • 日本語: 自分の外見や成果に対する過度な誇りや自己陶酔。

    • こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、誰かが自分の見た目や成功に過度に自信を持っている様子を表現する時に使います。


  • 品詞: 名詞 (noun)


  • 他の品詞:


    • 形容詞: vain(虚栄心のある、無駄な)


  • CEFRレベル: B2(中上級)


    • B2:中上級レベルの単語で、比較的複雑な文脈で使われることが多いです。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: なし

  • 接尾語: なし

  • 語幹: “vanity”はラテン語の「vanitas」(虚しさ、空虚)に由来します。

関連語・派生語


  • vain(形容詞):虚栄心のある、無駄な

  • vainglory(名詞):虚栄心、空虚な誇り

よく使われるコロケーション


  1. personal vanity(個人的な虚栄心)

  2. vanity mirror(鏡台)

  3. vanity table(化粧台)

  4. vanity project(自己満足のためのプロジェクト)

  5. vanity fair(虚栄の市)

  6. vanity license plate(個人用のナンバープレート)

  7. sheer vanity(純粋な虚栄心)

  8. human vanity(人間の虚栄心)

  9. vanity publishing(自費出版)

  10. vanity case(化粧ケース)

3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「vanitas」(虚しさ、空虚)から派生し、フランス語を経由して英語に取り入れられました。

  • ニュアンス: 「vanity」はしばしば否定的な意味合いで使われ、他人に対する見栄や自己満足を指すことが多いです。


  • 使用シーン: フォーマルな文脈や文学的な文脈で使われることが多いですが、日常会話でも見栄や自己満足を批判的に述べる際に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的特徴: 「vanity」は可算名詞としても不可算名詞としても使われることがあります。

  • 一般的な構文:


    • His vanity is evident in the way he talks about his achievements.(彼の虚栄心は、彼が自分の成果について話す様子に明らかです。)

    • She spent hours in front of the vanity mirror.(彼女は鏡台の前で何時間も過ごした。)


5. 実例と例文

日常会話:


  1. I think his obsession with his appearance is just vanity.


    • 「彼の外見への執着は単なる虚栄心だと思う。」


  2. She bought a vanity table for her bedroom.


    • 「彼女は寝室用に化粧台を買いました。」


  3. His vanity makes it hard for him to accept criticism.


    • 「彼の虚栄心のせいで批判を受け入れるのが難しい。」


ビジネス:


  1. The CEO's vanity project cost the company millions.


    • 「CEOの自己満足のためのプロジェクトが会社に数百万ドルの損失を与えた。」


  2. Vanity publishing is often seen as less credible in the industry.


    • 「自費出版は業界ではしばしば信頼性が低いと見なされます。」


  3. She showed her vanity by constantly talking about her own achievements.


    • 「彼女は自分の成果ばかり話すことで虚栄心を示しました。」


学術的な文脈:


  1. Vanity is a common theme in literature, often symbolizing human folly.


    • 「虚栄心は文学における共通のテーマであり、しばしば人間の愚かさを象徴します。」


  2. The concept of vanity has been explored in various philosophical texts.


    • 「虚栄心の概念はさまざまな哲学的なテキストで探求されてきました。」


  3. In psychology, vanity is considered a trait that can lead to narcissistic behavior.


    • 「心理学では、虚栄心は自己愛的行動につながる特性と考えられています。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. Pride(誇り)


    • A sense of one's own proper dignity or value.

    • 「適切な尊厳または価値の感覚。」


  2. Arrogance(傲慢)


    • Overbearing pride evidenced by a superior manner.

    • 「優越感に満ちた態度によって示される過度の誇り。」


  3. Conceit(自惚れ)


    • Excessive appreciation of one's own worth or virtue.

    • 「自分の価値や美徳についての過度の評価。」


反意語:


  1. Humility(謙虚さ)


    • A modest or low view of one's own importance.

    • 「自分の重要性に対する控えめな見解。」


  2. Modesty(控えめ)


    • The quality of not being too proud or confident about oneself.

    • 「自己についてあまり誇りを持たず自信を持たない性質。」


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号: /ˈvænɪti/


    • 強勢: 最初の音節「van」にアクセントがあります。

    • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 主に発音に大きな違いはありません。

    • よくある発音の間違い: 「vanity」の「v」を「b」と混同しないようにしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: vanityのスペルは簡単ですが、「vain」や「vein」と混同しやすいです。注意してください。

  • 混同しやすい同音異義語: vein(血管)やvain(虚栄心のある)との混同に注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで出題される場合、文脈から虚栄心や誇りに関連する意味で使われることが多いです。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚えるためのイメージ: 「vanity」は「vain」(虚栄心のある、無駄な)と関連しているので、自己陶酔や見栄を張るイメージを持つと覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: vanityの中心には「van」(車のバン)が含まれているので、それをイメージするとスペリングが覚えやすいです。

意味のイメージ
vanity
意味(1)

〈U〉(容姿・才能などにおける)虚栄心,うぬぼれ

意味(2)

〈U〉(…の)空虚さ,はかなさ,無益さ《+of+名(doing)》

意味(3)

〈C〉むなしい物(行為)

意味(4)

〈C〉(女性の)携帯用化粧バッグ

CEFR-J B2 / 英和選択問題

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