variation
名詞「variation」
1. 基本情報と概要
variation(英語) / 変化、変動(日本語)
品詞: 名詞
意味: 変化、変動、異なる状態や形態。
「variation」は、何かが変化したり異なったりすることを指す単語です。例えば、天候の変動や製品のバリエーションなど、異なる形態や状態を指すときに使われます。
CEFRレベル: B2
(B2:中上級 - 日常的な話題について詳細に理解し、議論できるレベル)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: -ation(行動や状態を表す名詞を作る)
語幹: vary(変える、変わる)
派生語や類縁語:
- vary(動詞):変わる、変える
- variable(形容詞):変わりやすい、変動する
- variant(名詞):変種、変わり種
共起表現(コロケーション):
- temperature variation(温度変動)
- genetic variation(遺伝的変異)
- seasonal variation(季節変動)
- price variation(価格変動)
- variation in quality(品質の変動)
- variation in size(サイズの違い)
- musical variation(音楽の変奏)
- variation among individuals(個体間の差異)
- variation over time(時間による変動)
- slight variation(わずかな変化)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「variatio」から派生し、「変化」を意味します。
ニュアンス: 「variation」は、異なるバリエーションや継続的な変化のニュアンスを持ちます。特定の状況での微妙なニュアンスや感情的な響きは、使われる文脈によります。科学的、技術的、またはアートや音楽の文脈でもよく使われます。
使用シーン: フォーマルな文章や専門的な文脈でよく使われますが、日常会話でも使われることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- There is a significant variation in...(〜に大きな変動がある)
- We observed a variation of...(〜の変化を観察した)
- The variation between... and...(〜と〜の間の変動)
使用シーン: フォーマル/カジュアルどちらでも使用可能。ただし、フォーマルな文脈でより一般的。
文法上のポイント: 可算名詞であるため、「a variation」や「variations」の形で使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
- There's a lot of variation in the weather these days.(最近天気の変動が多いね。)
- I love the variation in colors of these flowers.(これらの花の色のバリエーションが大好きです。)
- The variation in taste between these two dishes is remarkable.(これら二つの料理の味の違いは驚くべきものです。)
ビジネス:
- We need to analyze the market variation before making a decision.(決定を下す前に市場変動を分析する必要があります。)
- The variation in the sales figures is concerning.(売上の変動が気がかりです。)
- Our product offers a wide variation to meet customer needs.(我々の製品は顧客のニーズに応える幅広いバリエーションを提供します。)
学術的な文脈:
- The study focuses on genetic variation among populations.(この研究は集団間の遺伝的変異に焦点を当てています。)
- Seasonal variation in temperature affects agriculture.(気温の季節変動は農業に影響を与えます。)
- We observed significant variation in the data collected.(収集したデータに大きな変動が見られました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- change(変化):一般的な「変化」を意味する。
- fluctuation(変動):特に数値やデータの変動を指す。
- diversity(多様性):多様である状態を指す。
反意語:
- uniformity(一様性):変化がない、一様である状態。
比較例:
- changeとvariationの違い:
「change」はより広義で、何かが異なることを単純に指します。「variation」は特定の変動やバリエーションを指し、変化の種類や幅を強調します。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˌvɛəriˈeɪʃən/
アクセントの位置: 第三音節(-a-)に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音に大きな違いはないが、アメリカ英語の方が「ヴェアリエイション」とややフラットに発音されることが多い。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: 「variation」と「varation」など、途中の「i」を忘れやすい。
同音異義語との混同: 「variation」と「valuation(評価)」の混同に注意。
試験対策: TOEICやIELTSなどの試験では、ビジネスや学術的な文脈での使用が出題されることが多い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「variation」は「vary(変わる)」から来ているので、「変化すること」を思い浮かべてください。また、「-ation」で終わることで「状態や行動」を指すと覚えておくと良いでしょう。音やスペリングをしっかり確認して、関連する例文をいくつか覚えると記憶に残りやすくなります。
このように、「variation」は多様な変化や異なる形態を指す便利な単語です。文脈に応じて使い分けることで、英語の表現力が一層広がります。
{U}変化(変動)すること
{C}(個々の)変化;変化の量(程度)
{C}変形,変わり種;(生物の)変種
{C}(…の)変奏曲《+on+名》