whip
〈人・動物〉‘を'『むちで打つ』,‘に'むちを当てる / (人・動物に)…‘を'むち打って教え込む《+名+into+名》;(…から)〈悪癖など〉‘を'むちでやめさせる《+名+out of+名》 / 《方向・状態を表す副詞[句...
1. 基本情報と概要
whip(ウィップ)
- 英語: whip
- 日本語: 鞭打つ、素早く動かす、泡立てる
この単語は、以下のような場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 鞭で打つという動作を表すとき。
- 何かを素早く動かすとき。
- クリームや卵白などを泡立てるとき。
品詞: 動詞
他の品詞:
- 名詞: whip(鞭、鞭打ち)
- 派生語: whipped(形容詞: 鞭で打たれた、泡立てられた)
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 語幹: whip
よく使われるコロケーション:
- whip cream(クリームを泡立てる)
- whip into shape(形に整える、鍛える)
- whip out(素早く取り出す)
- whip up(かき混ぜる、刺激する)
- whip through(素早く片付ける)
- crack the whip(厳しく管理する)
- whip around(素早く振り向く)
- whip by(素早く通り過ぎる)
- whip back(素早く戻る)
- whip up enthusiasm(熱意をかきたてる)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語:
wipian
(拭う) - 中英語:
whippen
(素早く動く、打つ)
ニュアンス:
- 鞭打つという動作から派生して、素早く動かす、泡立てるなどの意味も持つようになりました。
- 口語でも文章でも使用され、カジュアルからフォーマルな場面まで幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- whip + 目的語:
She whipped the cream until it was stiff.
- whip + 前置詞 + 名詞:
He whipped out his phone.
特徴:
- 他動詞として使われることが多い。
- カジュアルな会話でもよく使われる。
5. 実例と例文
日常会話:
Could you whip up some eggs for breakfast?
(朝食に卵を泡立ててくれる?)He whipped out his wallet to pay.
(彼は財布を素早く取り出して支払った。)The wind whipped through the trees.
(風が木々の間を素早く通り抜けた。)
ビジネス:
We need to whip this project into shape before the deadline.
(締め切り前にこのプロジェクトを形に整えなければならない。)She whipped up a presentation in no time.
(彼女はすぐにプレゼンテーションを作成した。)The manager whipped the team into action.
(マネージャーはチームを行動に駆り立てた。)
学術的な文脈:
The scientist whipped the solution to observe the reaction.
(科学者は反応を観察するために溶液をかき混ぜた。)The experiment requires whipping the mixture until it becomes homogeneous.
(実験には混合物を均一になるまで泡立てることが必要です。)They whipped the sample at high speed for accurate results.
(正確な結果を得るためにサンプルを高速でかき混ぜた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- beat(打つ、かき混ぜる): クリームや卵を泡立てる際に使う。
- lash(鞭打つ): 主に鞭で打つ動作を表す。
- flick(軽く打つ): 鞭のように軽く打つ動作。
反意語:
- calm(落ち着かせる): 鞭打つや素早く動かす行為の反対。
- slow down(遅くする): 素早く動かす行為の反対。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /wɪp/
アクセント:
- 強勢: 1音節目
whip
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
whip
の綴りは簡単ですが、whipe
などの誤りがよく見られます。 - 同音異義語:
whip
とwhipping
(泡立てること)を混同しないよう注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント: 鞭(whip)は素早く動くイメージがあるので、「素早く動かす」や「泡立てる」という意味を連想しやすいです。
- 関連ストーリー: 鞭で何かを打つときの動作から、泡立て器でクリームを素早く泡立てる様子を連想すると覚えやすいです。
このように、「whip」は多彩な意味と用法を持つ動詞で、日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使用されます。
〈人・動物〉‘を'むちで打つ,‘に'むちを当てる
(人・動物に)…‘を'むち打って教え込む《+名+into+名》;(…から)〈悪癖など〉‘を'むちでやめさせる《+名+out of+名》
《方向を表す副詞[句]を伴って》〈風・雨が〉激しく打つ,しの突くようにたたきつける
《方向・状態を表す副詞[句]を伴って》〈物〉‘を'ぱっと動かす
〈布の縁〉‘を'かがる;〈棒・ロープの端〉‘に'糸(ひも)を巻きつける,‘を'端止めする
(むちで打つように)…‘を'ピシッとたたく,たたきつける
〈卵・クリームなど〉‘を'かき回して泡立てる
《話》(競技などで)…‘を'打ち負かす
〈川・湖など〉‘で'投げ釣りをする
〈こま〉‘を'ひもを打ちつけて回す
《方向・状態を表す副詞[句]を伴って》〈人が〉急に動く(行く,来る,通る)
〈旗などが〉はためく