最終更新日:2024/06/14
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元となった辞書の項目

wreck

名詞

〈U〉(…の)『大破』,破壊,難破;破滅,崩壊《+of+名》 / 〈C〉(乗り物・建物などの)『残がい』 / 〈C〉やせ衰えた人,打ちひしがれた人 / 〈C〉壊れたもの,故障品

彼は「タイタニック号」の残骸を確認した。

解説

1. 基本情報と概要

英単語: wreck

日本語訳: 残骸、破壊、難破

品詞: 名詞

意味:


  • 英語: The remains of something that has been badly damaged or destroyed.

  • 日本語: 何かがひどく損傷または破壊された後の残骸や破片。

こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、交通事故後の車の残骸や、海で難破した船の残骸を指します。

CEFRレベル: B2(中上級)

2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • wreck には明確な接頭語や接尾語は含まれていませんが、語幹は「wreck」で一貫しています。

関連性:


  • 動詞形: wreck(破壊する、難破させる)

  • 派生語: wrecker(壊す人、レッカー車)

コロケーション:


  1. shipwreck(船の難破)

  2. car wreck(車の残骸)

  3. train wreck(列車の残骸)

  4. total wreck(完全な破壊)

  5. emotional wreck(感情的に壊れた状態)

  6. plane wreck(飛行機の残骸)

  7. wreck site(残骸の場所)

  8. wreckage(残骸)

  9. wrecking ball(破壊用の鉄球)

  10. salvage a wreck(残骸を引き揚げる)

3. 語源とニュアンス

語源:


  • この単語は古英語の「wrecan」から来ており、「追放する」や「破壊する」という意味を持っていました。

ニュアンス:


  • wreck は、物理的な破壊だけでなく、感情的、精神的な破壊をも示すことができます。例えば、人が大きなストレスや悲しみを受けている場合、「emotional wreck」と表現することがあります。口語でも文章でも使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使用されます。

4. 文法的な特徴と構文

文法的な特徴:


  • 名詞として使われる場合、可算名詞としても不可算名詞としても使われます。


    • 例: a wreck(一つの残骸), wreckage(残骸の集合)


一般的な構文:


  • The wreck of the ship was found after many years.

  • He was an emotional wreck after the incident.

5. 実例と例文

日常会話:


  1. Did you see the car wreck on the highway this morning?

  2. My bike is a total wreck after the accident.

  3. After the breakup, she was an emotional wreck.

ビジネス:


  1. The financial crisis left the company in a wreck.

  2. We need to salvage what we can from this project wreck.

  3. His reputation was a wreck after the scandal.

学術的な文脈:


  1. The marine biologists studied the shipwreck to understand ancient maritime culture.

  2. The wreckage of the plane was scattered over a wide area.

  3. The psychological impact of the disaster left many survivors in an emotional wreck.

6. 類義語・反意語と比較

類義語:


  1. Ruin(廃墟): 物体や建物が壊れた状態。

  2. Debris(破片): 破壊された後の小さな破片。

  3. Destruction(破壊): 破壊された状態やその行為。

  4. Collapse(崩壊): 構造物やシステムが崩れ落ちること。

  5. Catastrophe(大災害): 大規模な破壊や損害を引き起こす出来事。

反意語:


  1. Construction(建設): 構造物を建てる行為。

  2. Creation(創造): 何かを作り出す行為。

  3. Repair(修理): 壊れたものを直す行為。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号:


  • /rɛk/

アクセント:


  • アクセントは単語の最初の音節にあります。

発音の違い:


  • アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

注意点:


  • wreckwreckage を混同しないようにしましょう。wreck は残骸そのものを指し、wreckage は残骸の集合体を指すことが多いです。

  • 同音異義語として reck(気に留める)がありますが、文脈で区別できます。

試験対策:


  • TOEICや英検などで、特にリスニングのセクションでこの単語が出題されることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

覚えやすいヒント:


  • wreck という単語は「レッカー車」の wrecker と関連付けて覚えると良いでしょう。事故などで車が壊れるとレッカー車が必要になります。

勉強テクニック:


  • 実際のニュース記事やドキュメンタリーで「wreck」が使われる場面を探してみると、実際の使用例を通じて記憶しやすくなります。

意味のイメージ
wreck

CEFR-J B2 / 英和選択問題

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