元となった辞書の項目
barrier
解説
名詞「barrier」の詳細解説
1. 基本情報と概要
- 意味(英語): A physical or metaphorical obstacle that prevents movement or access.
意味(日本語): 物理的または比喩的な障害物。移動やアクセスを妨げるものです。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞: 名詞(noun)
CEFRレベル:
- B1(中級): 基本的な文脈で使われることが多く、日常会話や一般的な文章でも見かける単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹:
bar
(棒、障害) 接尾語:
-ier
(通常、名詞を形成する)関連する派生語や類縁語:
- Barrier-free: バリアフリー(障害を取り除くこと)
- Barrier reef: バリアリーフ(障害となるようなサンゴ礁)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ:
- Language barrier - 言葉の壁
- Trade barrier - 貿易障壁
- Security barrier - セキュリティバリア
- Barrier to entry - 参入障壁
- Barrier against - ~に対する障害
- Physical barrier - 物理的障害
- Psychological barrier - 心理的障害
- Cultural barrier - 文化的障害
- Legal barrier - 法的障害
- Financial barrier - 財政的障害
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中世フランス語「barriere」から、さらに古フランス語「barre」(棒、バリケード)に由来します。
歴史: 主に物理的な障害物を指して使用されてきましたが、現代では比喩的な意味でも広く使われるようになりました。
ニュアンス: 障害物や障害という意味で、物理的・精神的・文化的など様々な文脈で使用されます。フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも使用可能です。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文やイディオム:
Break down barriers
- 障害を取り除くFace a barrier
- 障害に直面するSet up a barrier
- 障害を設ける
使用シーン: フォーマル/カジュアル問わず、日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使用されます。
文法上のポイント: 可算名詞(a barrier, barriers)
5. 実例と例文
日常会話:
We need to find a way to overcome the language barrier.
- 「言葉の壁を乗り越える方法を見つける必要があります。」
There is a barrier blocking the road ahead.
- 「前方の道路に障害物があります。」
She has a psychological barrier when it comes to speaking in public.
- 「彼女は人前で話すことに対して心理的な障害を持っています。」
ビジネス:
Trade barriers between countries can affect the economy.
- 「国間の貿易障壁は経済に影響を与えることがあります。」
We need to reduce the barriers to entry for new businesses.
- 「新しいビジネスの参入障壁を減らす必要があります。」
The new policy acts as a barrier to innovation.
- 「新しい政策は革新の障害となります。」
学術的な文脈:
The study examines the barriers to effective communication.
- 「この研究は効果的なコミュニケーションの障害を検討します。」
Cultural barriers can hinder international collaboration.
- 「文化的な障害は国際協力を妨げることがあります。」
Legal barriers need to be addressed to facilitate research.
- 「研究を促進するためには法的な障害に対処する必要があります。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Obstacle: 障害物(物理的・比喩的な障害)
- Hindrance: 妨げ(進行を妨げるもの)
- Obstruction: 妨害(進行や動きを阻むもの)
反意語:
- Access: アクセス(障害がない状態)
- Pathway: 道筋(通行可能な状態)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈbæriər/
- 強勢: 第1音節にアクセントが置かれます。
- 発音の違い: アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
barrier
のスペルを間違えてbarrer
としないように注意。 同音異義語:
barrio
(特定の地域)と混同しないようにしましょう。試験対策: TOEICや英検などで、特にビジネスやコミュニケーションに関連する文脈で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすくするためのイメージ: 棒(bar)が何かを阻むイメージを持つと覚えやすいです。「barrier」は「bar」が障害物として機能していると考えると良いでしょう。
- 勉強テクニック: 実際に障害物を見たり、壁にぶつかった経験を思い出すことで、この単語の意味を視覚的に記憶するのが効果的です。
このように、「barrier」は物理的な障害物から比喩的な障害まで幅広い意味を持つ単語です。日常生活やビジネスシーンで頻繁に使われるため、しっかりと理解しておくと便利です。
意味のイメージ
意味(1)
(…の)難関,障害《+to+名》
意味(2)
(通行を阻む)柵,障壁;関門;《ふざけて》改札口