元となった辞書の項目
regard
解説
1. 基本情報と概要
regard(動詞)
- 意味(英語): To consider or think of someone or something in a specified way.
- 意味(日本語): ある特定の方法で誰かや何かを考える、評価する。
こういう場面で使われる、誰かや何かをどのように見なすか、評価するかを表すニュアンスの単語です。
品詞: 動詞(他動詞)
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹:
regard
派生語:
- 名詞: regard (評価、考慮)
- 形容詞: regardful (注意深い)
- 副詞: regardfully (注意深く)
類縁語と関連性:
- regarded: 評価された
- regardless: それにもかかわらず
よく使われるコロケーション:
- regard as - 〜と見なす
- high regard - 高い評価
- regard for - 〜に対する尊敬
- hold in regard - 尊敬する
- pay regard to - 注意を払う
- regard with suspicion - 疑わしく思う
- regard highly - 高く評価する
- show regard - 敬意を示す
- mutual regard - 相互の敬意
- regard as important - 重要視する
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語:
regardare
(再び見る、注意して見る)
歴史的には、中世フランス語のregarder
から派生し、英語に取り入れられました。元々は「注意深く見る」という意味がありました。
ニュアンス:
- フォーマルな文脈でよく使われます。特に評価や考慮の意味合いが強いです。
- カジュアルな場面ではあまり使用されません。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- regard A as B: AをBと見なす(例: They regard him as a hero.)
- regard for: 〜に対する尊敬(例: She has a deep regard for her teachers.)
名詞として使用:
- in regard to: 〜に関して(例: In regard to your question, here is the answer.)
可算・不可算:
- 動詞としては不可算。
- 名詞として使用する場合は文脈による。
5. 実例と例文
日常会話:
I regard him as a trustworthy friend.
- 彼を信頼できる友人と見なしています。Do you regard this as important?
- これを重要だと思いますか?She is highly regarded in her field.
- 彼女はその分野で高く評価されています。
ビジネス:
The company regards customer satisfaction as its top priority.
- 会社は顧客満足を最優先事項と見なしています。He is regarded as an expert in marketing.
- 彼はマーケティングの専門家と見なされています。In regard to your proposal, we need more information.
- あなたの提案に関して、もっと情報が必要です。
学術的な文脈:
This theory is widely regarded as groundbreaking.
- この理論は画期的だと広く見なされています。Researchers regard these findings with skepticism.
- 研究者たちはこれらの発見を懐疑的に見ています。The experiment was regarded as a success.
- 実験は成功と見なされました。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- consider(考慮する): 同じく「考える」という意味で使われますが、regardはよりフォーマル。
- view(見る): 視覚的な意味を含む場合が多い。
- deem(思う): より文語的でフォーマルな表現。
反意語:
- ignore(無視する): 注意を払わないという意味で、regardの反対。
- neglect(怠る): 無視や軽視するという意味。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /rɪˈɡɑːrd/
アクセント:
- アメリカ英語: /rɪˈɡɑːrd/
- イギリス英語: /rɪˈɡɑːd/
アクセントは第2音節に置かれます。よくある発音間違いには、アクセントを第1音節に置くことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
reguard
と書かないように注意。 - 同音異義語:
regards
(挨拶、よろしく)と混同しないように注意。 - 使い方の違い: regardはフォーマルな場面での評価や考慮を示すため、カジュアルな会話では他の単語を使うことが多いです。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験で、ビジネスや正式な手紙での文脈で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: regardは「再び見る(re-gard)」という意味を持つため、「注意深く再度見る」というイメージで覚えると良いです。
- 関連ストーリー: 大切なことを何度も確認する様子を思い浮かべると、regardの意味が覚えやすくなります。
勉強テクニック:
- 他の単語とコロケーションをセットで覚えると、自然な使い方が身につきます。
- 例文を繰り返し音読し、実際の会話や文章で使う練習をすると効果的です。
意味のイメージ
意味(1)
《文》《副詞[句]を伴って》(ある感情・態度で)…‘を'見る,注視する
意味(2)
…‘を'尊重する
意味(3)
《副詞[句]を伴って》…‘を'評価する
意味(4)
〈物事が〉…‘に'関係する,関連する
意味(5)
《regard+名+as+名(形[句])》(…と)〈人・物事など〉‘を'みなす,考える(consider)
意味(6)
《文》《通例否定文で》〈意見・希望など〉‘を'考慮にいれる,‘に'注意を払う