形容詞「worldly」の詳細解説

1. 基本情報と概要

worldly（形容詞）

• 英語: worldly


• 日本語: 現世的な、世俗的な、物質的な

この単語は、宗教や精神的なことに対して、現実世界や物質的な事柄に関心があることを表します。たとえば、物質的な富や地位に関心がある人や、世間のことに詳しい人を指す時に使われます。

CEFRレベル: B2（中上級）
この単語は、日常的な会話よりも少し高度なレベルで使われることが多い単語です。

2. 語構成と詳細な意味

• 接頭語: なし


• 語幹: world（世界）


• 接尾語: -ly（形容詞を作る）

関連単語

• world（名詞）：世界


• worldly-wise（形容詞）：世俗的に賢い、世間をよく知っている

よく使われるコロケーション

1. worldly possessions（世俗の財産）


2. worldly affairs（世俗の事柄）


3. worldly experience（世間の経験）


4. worldly desires（現世の欲望）


5. worldly ambition（世俗的な野心）


6. worldly pleasure（世俗の楽しみ）


7. worldly success（世俗的な成功）


8. worldly wisdom（世俗の知恵）


9. worldly knowledge（世間の知識）


10. worldly matters（世俗の問題）

3. 語源とニュアンス

語源: 「worldly」は、古英語の「woruldlic」から派生し、「woruld」（世界、世俗）と「-lic」（～のような）から成り立っています。歴史的には、宗教的な文脈でよく使われ、精神的な事柄と対比されることが多かったです。

使用時の注意点

• 主に文章で使われることが多く、フォーマルな文脈で使われることが多いです。


• 物質主義や現実主義を指すことが多いため、精神的な価値を軽視するニュアンスが含まれる場合があります。

4. 文法的な特徴と構文

可算/不可算: 形容詞なので可算・不可算の区別はありません。

一般的な構文

• He has a lot of worldly possessions.（彼はたくさんの世俗の財産を持っている。）


• She is very worldly-wise.（彼女は非常に世俗に賢い。）

イディオム

• worldly goods: 世俗の財産


• worldly success: 世俗的な成功

5. 実例と例文

日常会話

1. He is not interested in worldly possessions.
   
   
   • （彼は世俗の財産には興味がない。）
   
   


2. She has a worldly view of life.
   
   
   • （彼女は世俗的な人生観を持っている。）
   
   

ビジネス

1. His worldly experience makes him a valuable employee.
   
   
   • （彼の世俗の経験が彼を貴重な従業員にする。）
   
   


2. The company focuses on worldly success and profits.
   
   
   • （その会社は世俗的な成功と利益に焦点を当てている。）
   
   

学術的な文脈

1. The philosopher discussed the tension between spiritual and worldly concerns.
   
   
   • （その哲学者は精神的な関心と世俗的な関心の間の緊張について論じた。）
   
   


2. Worldly desires often conflict with spiritual goals.
   
   
   • （世俗的な欲望はしばしば精神的な目標と対立する。）
   
   

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. secular（世俗的な）
   
   
   • 例: Secular education focuses on worldly matters instead of religious teachings.
   
   
   • （世俗的な教育は宗教的な教えよりも世俗的な事柄に焦点を当てている。）
   
   


2. materialistic（物質主義的な）
   
   
   • 例: He has a materialistic view of success.
   
   
   • （彼は成功に対して物質主義的な見方を持っている。）
   
   

反意語

1. spiritual（精神的な）
   
   
   • 例: She is more interested in spiritual growth than worldly success.
   
   
   • （彼女は世俗的な成功よりも精神的な成長に興味がある。）
   
   

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号: /ˈwɜːrldli/

• 強勢: 最初の音節「world」に強勢があります。


• アメリカ英語とイギリス英語の違い: アメリカ英語では「r」を強く発音し、イギリス英語では「r」をあまり発音しない傾向があります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: 「worldly」の「d」と「l」の順番に注意しましょう。


• 同音異義語との混同: 「worldly」を「wordly」（言葉に関する）と間違えないようにしましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• ヒント: 「world（世界）」に「-ly（～のような）」が付いていることを覚えれば、「世界に関する」という意味を思い出しやすいでしょう。


• イメージ: 現実の世界での物質的な物事や、世間の知識に関連するイメージを持つと覚えやすいです。

「worldly」は、現実世界や物質的な事柄に関心を持つことを表す形容詞であり、特にフォーマルな文脈でよく使われます。精神的な価値とは対照的なニュアンスが含まれるため、使う際には注意が必要です。