alcoholic
1. 基本情報と概要
英語: alcoholic
日本語: アルコール依存症者、アルコール中毒者
意味: 「alcoholic」は主に「アルコール依存症者」や「アルコール中毒者」を指す名詞です。アルコール飲料を過剰に摂取し、その結果として生活に困難をきたす人々を指す場合に使われます。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞: 名詞(countable)
他の品詞: 形容詞(例: alcoholic beverages - アルコール飲料)
CEFRレベル: B2(中上級)
この単語は、特に医学や社会問題に関連する文脈でよく使われるため、中上級レベルの学習者向けです。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: -ic(形容詞を作る接尾語、ここでは名詞化)
- 語幹: alcohol(アルコール)
派生語や類縁語:
- Alcoholism(アルコール依存症)
- Alcohol(アルコール)
よく使われるコロケーション:
- Chronic alcoholic(慢性アルコール中毒者)
- Recovering alcoholic(回復中のアルコール中毒者)
- Functional alcoholic(機能的アルコール中毒者)
- Alcoholic beverages(アルコール飲料)
- Alcoholic drinks(アルコール飲料)
- Alcoholic content(アルコール含有量)
- Alcoholic relapse(アルコール依存症の再発)
- Alcoholic behavior(アルコール依存症の行動)
- Alcoholic liver disease(アルコール性肝疾患)
- Alcoholic stupor(アルコールによる昏迷状態)
3. 語源とニュアンス
語源: 「alcoholic」という単語は、アラビア語の「al-kuḥl」から派生した「alcohol」に形容詞を作る接尾語「-ic」が付いたものです。最初は形容詞として使われ、後に名詞としても使われるようになりました。
ニュアンス: 「alcoholic」は比較的強い言葉で、アルコール依存症や中毒の深刻さを強調することが多いです。使用時には配慮が必要で、特にカジュアルな場面では避けた方が良いでしょう。フォーマルな文章や医学的な文脈でよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
文法的特徴: 「alcoholic」は可算名詞です。複数形は「alcoholics」となります。
一般的な構文やイディオム:
- He is an alcoholic.(彼はアルコール中毒者です。)
- She has been a recovering alcoholic for years.(彼女は何年も回復中のアルコール中毒者です。)
- They held a support group for alcoholics.(彼らはアルコール中毒者のための支援グループを開催しました。)
使用シーン: フォーマルな文章や医学的な文脈で使われることが多いです。口語ではやや強い表現となるため、使う際には注意が必要です。
5. 実例と例文
日常会話:
- My uncle is an alcoholic and struggles to stay sober.(私のおじはアルコール中毒者で、シラフを保つのに苦労しています。)
- After many years, she finally admitted she was an alcoholic.(多くの年を経て、彼女はついに自分がアルコール中毒者であることを認めました。)
- They have a program to help alcoholics recover.(彼らはアルコール中毒者が回復するのを助けるプログラムを持っています。)
ビジネス:
- The company offers support for employees who are alcoholics.(その会社はアルコール中毒者の従業員を支援する制度を提供しています。)
- An alcoholic employee can affect the productivity of the team.(アルコール中毒者の従業員はチームの生産性に影響を与えることがあります。)
- It is important to create a supportive environment for recovering alcoholics in the workplace.(職場では回復中のアルコール中毒者を支援する環境を作ることが重要です。)
学術的な文脈:
- Studies show that alcoholics have a higher risk of developing liver disease.(研究によると、アルコール中毒者は肝疾患を発症するリスクが高いことが示されています。)
- The psychological effects of alcoholism are significant and long-lasting.(アルコール依存症の心理的影響は重大で長期間にわたります。)
- Effective treatment programs for alcoholics include both medical and psychological support.(アルコール中毒者に対する効果的な治療プログラムには、医学的および心理的支援の両方が含まれます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Drunkard(酔っ払い): よりカジュアルで侮蔑的なニュアンスが強い。
- Alcohol abuser(アルコール乱用者): アルコールを過度に消費する人を指すが、依存症の程度は示さない。
反意語:
- Teetotaler(禁酒主義者): アルコールを一切飲まない人。
- Sober(シラフ): アルコールの影響を受けていない状態。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˌæl.kəˈhɒl.ɪk/(イギリス英語)、/ˌæl.kəˈhɑː.lɪk/(アメリカ英語)
アクセント: 「alcoholic」のアクセントは3つ目の音節「hol」にあります。アメリカ英語とイギリス英語で若干の発音の違いがありますが、どちらも「hol」に強勢があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「alcoholic」のスペルは「alcohol」に「-ic」を付けるだけですが、間違えやすいポイントがあります。特に「c」と「h」の順番に注意しましょう。
- 同音異義語: 「alcoholic」と「alcohol」は異なる意味を持ちます。前者は人を指し、後者は物質を指します。
試験対策: TOEICや英検などの試験では、健康問題や社会問題に関連する文脈で出題されることがあります。文章中での文脈を確認して意味を把握する練習が大切です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「alcoholic」という単語を覚える際には、「alcohol」と形容詞を作る「-ic」を組み合わせることを意識しましょう。「アルコールを過剰に飲む人」というイメージで覚えると良いです。音としては「アルコール」と「-ic」をつなげて発音する練習をすると記憶に残りやすいです。
アルコール中毒[患]者