元となった辞書の項目
issue
解説
1. 基本情報と概要
Issue(動詞)
英語の「issue」は「発行する」「問題を提起する」「供給する」という意味です。例えば、雑誌を発行する、命令を出す、問題を提起する場面で使われます。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞: 動詞
他の品詞の例:
- 名詞: issue(問題、発行物)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 語幹: issue
- 接尾語: なし
関連性のある単語:
- Issuer(発行者)
- Issuance(発行)
よく使われるコロケーション:
- Issue a statement(声明を発表する)
- Issue a report(報告書を発行する)
- Issue a warning(警告を出す)
- Issue a permit(許可証を発行する)
- Issue a decree(法令を発布する)
- Issue an order(命令を出す)
- Issue a refund(返金をする)
- Issue a challenge(挑戦を発表する)
- Issue a complaint(苦情を提出する)
- Issue a license(ライセンスを発行する)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の「exire」(外に出る)から派生し、中世ラテン語の「exitus」(結果、出口)を経て、古フランス語の「issu」(出発、出口)に由来します。
ニュアンス:
「issue」はフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使用されます。例えば、公式な文書や命令の発行時にはフォーマルな場面で使用され、一方で雑誌の発行などではカジュアルに使われることもあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- S(主語) + issue + O(目的語)
- 例: The government issued a new regulation.(政府は新しい規則を発行した。)
使用シーンに応じた特徴:
- フォーマルな文書や公式声明などでよく使われます。
- 動詞として使用する場合、基本的には他動詞(目的語を必要とする動詞)として使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
- The school issued new uniforms to the students.(学校は新しい制服を生徒に配布しました。)
- They issued a new edition of the book.(彼らはその本の新しい版を発行しました。)
- The company issued a statement about the incident.(会社はその事件について声明を発表しました。)
ビジネス:
- The CEO issued a directive to all employees.(CEOは全社員に指示を出しました。)
- The bank issued a new credit card to its customers.(銀行は顧客に新しいクレジットカードを発行しました。)
- They issued an annual report last week.(彼らは先週、年次報告書を発行しました。)
学術的:
- The journal issued a special edition on climate change.(その学術雑誌は気候変動に関する特別号を発行しました。)
- The committee issued recommendations based on their findings.(委員会は調査結果に基づいて提言を出しました。)
- The university issued a statement on academic integrity.(大学は学問の誠実性について声明を発表しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
Publish(出版する)
- 「publish」は特に書籍や雑誌、記事などの出版に使われます。
- 例: They published a new book.(彼らは新しい本を出版しました。)
Emit(放出する)
- 「emit」は光や音、ガスなどを放出するという意味で使われます。
- 例: The factory emits a lot of smoke.(その工場は多くの煙を放出します。)
反意語:
- Withdraw(撤回する)
- 「withdraw」は発行や提供されたものを取り下げるという意味です。
- 例: The company withdrew its offer.(会社はその提案を撤回しました。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /ˈɪʃuː/ または /ˈɪsjuː/
アクセントの位置:
- アクセントは最初の音節「is」に置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- アメリカ英語では「イシュ」と発音されることが多く、イギリス英語では「イシュー」と発音されます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「issue」を「problem」(問題)と混同しないように注意が必要です。動詞としての「issue」は「発行する」「供給する」という意味が主です。
- スペルミスとして「issuse」や「issure」と書いてしまうことがありますが、正しいスペルは「issue」です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「issue」の最初の「i」を「一本のペン」、次の「s」を「紙」に見立てて、発行物をイメージすると覚えやすくなります。
- 「issue」は「イシュ」と発音するので、「一周(いっしゅう)」を思い浮かべて、何かが一周して再び出てくるイメージで覚えると良いです。
意味のイメージ
意味(1)
(…から)出てくる,流れ出る《+from+名》
意味(2)
(…に)由来する,(…から)起こる《+from+名(do*ing*)》
意味(3)
《古》(結果的に)(…に)なる《+in+名》
意味(4)
〈命令など〉‘を'出す,発令する;…‘を'公布する
意味(5)
〈雑誌など〉‘を'発行する
意味(6)
(人に)…‘を'支給する《+名〈物〉+to+名〈人〉》
意味(7)
(衣料・食糧などを)〈人〉‘に'支給する《+名〈人〉+with+名〈物〉》