vacant
1. 基本情報と概要
vacant(ベイカント)は、形容詞で「空いている・空虚な・使用されていない」という意味です。具体的には、部屋や座席、職位などが誰も使っておらず、空いている状態を指します。
- 英語: vacant
- 日本語: 空いている、空虚な
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、空いている部屋や座席、誰も住んでいない家などについて話すときに使います。
品詞: 形容詞
他の品詞:
- 名詞: vacancy(空き、欠員)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: なし
語幹: vac- (ラテン語の「空いている」から)
関連語:
- vacancy(名詞): 空き、欠員
- evacuate(動詞): 避難する
よく使われるコロケーション:
- vacant seat - 空いている座席
- vacant room - 空いている部屋
- vacant position - 空いている職位
- vacant lot - 空き地
- vacant expression - 無表情
- vacant stare - ぼんやりした視線
- vacant house - 空き家
- vacant office - 空きオフィス
- vacant property - 空き不動産
- vacant land - 空き地
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「vacare」(空いている)から派生しています。歴史的に、「vacant」は、中世英語で「空いている」という意味で使われてきました。
ニュアンス: 「vacant」は、物理的に空いているだけでなく、精神的・感情的に「空虚な」状態も表すことがあります。例えば、「vacant expression」は無感情な顔つきを示します。フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも使われますが、カジュアルな会話では「空いている」という意味で使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- 一般的な構文:
- The seat is vacant.(その座席は空いている)
- There is a vacant room available.(空いている部屋があります)
イディオム:
- vacant expression: 無表情
- vacant stare: ぼんやりした視線
文法上のポイント:
- 形容詞「vacant」は通常、補語(述語形容詞)として使われます。また、名詞の前に置いて使うこともできます。
5. 実例と例文
日常会話:
- Is this seat vacant?(この座席は空いていますか?)
- Do you have any vacant rooms?(空いている部屋はありますか?)
- The house has been vacant for months.(その家は何ヶ月も空き家になっています。)
ビジネス:
- We have a vacant position in our department.(私たちの部門には空いているポジションがあります。)
- The office space will be vacant next month.(そのオフィススペースは来月空きます。)
- Please fill out the form to apply for the vacant job.(空いている職に応募するためにフォームに記入してください。)
学術的な文脈:
- The vacant lot has potential for development.(その空き地には開発の可能性があります。)
- A vacant stare can indicate a lack of engagement.(ぼんやりした視線は関与の欠如を示すことがあります。)
- The study examines the impact of vacant properties on urban areas.(その研究は都市部における空き不動産の影響を調査しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- empty(空の): 物理的に中に何もない状態
- The bottle is empty.(そのボトルは空だ。)
- unoccupied(占有されていない): 物や場所が使用されていない状態
- The house is unoccupied.(その家は誰も住んでいない。)
反意語:
- occupied(使用中の): 物や場所が使用されている状態
- The restroom is occupied.(そのトイレは使用中です。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈveɪ.kənt/
アクセント: 最初の音節「ve」に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音に大きな違いはありませんが、地域によって若干のアクセントの違いがあることがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: 「vacant」のスペルは「v-a-c-a-n-t」で、特に「a」と「c」の順番に注意してください。
同音異義語との混同:
- vacation(休暇)と混同しないように注意が必要です。
試験対策: TOEICや英検などの試験で、空いている部屋や職位についての問題が出されることがあります。この場合、「vacant」を適切に使えるように練習しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えるヒント: 「vacant」を覚える際には、「vacation(休暇)」と関連付けると覚えやすいかもしれません。休暇中は仕事場が空いている=vacantと考えると記憶に残りやすいです。
イメージ: 空っぽの椅子や部屋をイメージすると、「vacant」の意味がすぐに思い浮かびます。また、無表情な顔を思い浮かべると、感情的な意味での「空虚な」も理解しやすいです。
(地位・役職などが)空席の,欠員のある
放心した,ぼんやりした;間の抜けた,ばかな
(時間などが)あいている,暇な
(部屋・家・座席・土地などが)あいている,無人の