- Honesty is a virtue that should be valued.
- What do you feel are the virtues of this company?
- 正直は尊重されるべき美徳です。
- この会社の良いところはどこだと思いますか?
virtue
〈U〉美徳,徳;高潔 / (特に婦人の)節操,貞操 / 〈C〉 (特定の)道徳,美徳 / 〈U/C〉《...という》 長所, 美点 《of ...》 / 《…するという》効力,ききめ《of ...》
1. 基本情報と概要
virtue(名詞)
- 英語: moral excellence; goodness; righteousness.
- 日本語: 美徳、徳、優れた点。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
「virtue」は、道徳的な優れた品質や行動を指す単語です。人の性格や行動が善良であることや、特定の行動や属性が優れていることを示します。この単語は、倫理や宗教的な文脈でもよく使われます。
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: virt- (「力」や「徳」を意味するラテン語
virtus
に由来)
派生語や類縁語:
- virtuous(形容詞): 美徳のある、徳の高い
- virtual(形容詞): 仮想の(語源的には「力」を意味するが、現在は異なる意味で使われる)
よく使われるコロケーション:
- moral virtue - 道徳的美徳
- cardinal virtue - 四つの主要な美徳
- virtue ethics - 徳倫理学
- by virtue of - ~のために、~のおかげで
- virtue signaling - 美徳の誇示
- patience as a virtue - 忍耐という美徳
- virtue and vice - 美徳と悪徳
- public virtue - 公共の美徳
- inherent virtue - 内在する美徳
- virtue in simplicity - 質素さの美徳
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の virtus
(力、勇気、徳)から派生。古代ローマでは、virtus
は特に男性の勇気や優れた性格を意味しました。
ニュアンス:
「virtue」は、道徳的な善良さや優れた性質を強調する際に使用されます。一部の文脈では、宗教的な美徳や哲学的な徳を指すこともあります。フォーマルな場面や倫理的な議論でよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- by virtue of - 「~のおかげで」という意味で、理由や原因を示す表現。
- 例: She succeeded by virtue of her diligence.(彼女は勤勉さのおかげで成功した。)
- make a virtue of necessity - 「必要を美徳にする」、やむを得ないことを前向きに受け入れる。
- 例: He made a virtue of necessity and embraced the challenge.(彼は必要を美徳にし、その挑戦を受け入れた。)
使用シーン:
- フォーマルな文脈、倫理的・哲学的議論で多用される。
- 可算名詞として使用されるが、文脈によっては抽象的な概念として不可算名詞のように扱われることもある。
5. 実例と例文
日常会話:
- Patience is a virtue.(忍耐は美徳です。)
- He always tries to live by the virtues his parents taught him.(彼はいつも両親から教えられた美徳に従って生きようとしています。)
- Generosity is one of her greatest virtues.(寛大さは彼女の最大の美徳の一つです。)
ビジネス:
- Integrity is a key virtue in leadership.(誠実さはリーダーシップにおける重要な美徳です。)
- The company's success is built on the virtues of innovation and quality.(その会社の成功は、革新と品質という美徳に基づいています。)
- By virtue of their dedication, the team achieved their goals.(彼らの献身のおかげで、チームは目標を達成しました。)
学術的な文脈:
- Aristotle's theory of virtue ethics emphasizes character over rules.(アリストテレスの徳倫理学は、規則よりも性格を重視します。)
- The study examines the role of virtue in moral philosophy.(その研究は道徳哲学における美徳の役割を検討します。)
- Virtue signaling can be observed in various social interactions.(美徳の誇示はさまざまな社会的交流で見られます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- goodness(善良さ): 一般的な善良さを意味し、より広範な意味を持つ。
- 例: Her kindness and goodness are well-known.(彼女の優しさと善良さはよく知られています。)
- morality(道徳): 道徳的な原則や行動の体系。
- 例: Morality is often influenced by cultural norms.(道徳はしばしば文化的な規範に影響されます。)
- righteousness(正義): 正しい行動や倫理的な正しさ。
- 例: He acted with righteousness in all his dealings.(彼はすべての取引で正義を持って行動しました。)
反意語:
- vice(悪徳): 道徳的に悪い行動や性質。
- 例: Greed is considered a vice.(貪欲は悪徳と見なされます。)
- immorality(不道徳): 道徳的に正しくない行動や性質。
- 例: Immorality can lead to social problems.(不道徳は社会問題を引き起こす可能性があります。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈvɜːrtʃuː/
アクセント: 第一音節に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな発音の違いはありません。
よくある発音の間違い: virtue
の t
の発音が弱くなることがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
virtu
と綴ってしまうことがありますが、正しくはvirtue
です。 - 同音異義語:
virtual
(仮想の)と混同しないように注意してください。意味が全く異なります。
試験対策:
- TOEICや英検などの資格試験で、「virtue」は倫理や道徳に関する文章でよく出題される単語です。
- 「by virtue of」などのフレーズも試験でよく問われるので、覚えておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「バーチュー」という音が「バーチュアル(仮想)」と似ているので、仮想現実の中で美徳を探すイメージを持つと覚えやすいかもしれません。
- 「美徳」という漢字のイメージと結びつけて、道徳的に優れた行動や性質を持つ人を思い浮かべると良いでしょう。
{U}美徳,徳;高潔
{U}(特に婦人の)節操,貞操
{C}(特定の)道徳,美徳
{U}{C}(物・事・人などの)(…という)長所,美点《+of+名(doing)》
{U}{C}(…するという)効力,ききめ《+of doing》