元となった辞書の項目
wartime
解説
1. 基本情報と概要
wartime(名詞)
- 英語: wartime
- 日本語: 戦時、戦時中
戦争が行われている期間を指す言葉です。戦争時の特定の状況や生活環境を表す際に使われます。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 無し
- 接尾語: 無し
- 語幹:
war
(戦争) +time
(時間)
関連語:
- wartime economy(戦時経済)
- wartime measures(戦時措置)
- wartime rationing(戦時の配給)
よく使われるコロケーション:
- wartime conditions(戦時の状況)
- wartime propaganda(戦時のプロパガンダ)
- wartime leader(戦時の指導者)
- wartime experience(戦時の経験)
- wartime effort(戦時の努力)
- wartime restrictions(戦時の制限)
- wartime strategy(戦時の戦略)
- wartime policies(戦時の政策)
- wartime losses(戦時の損失)
- wartime resilience(戦時の回復力)
3. 語源とニュアンス
語源: 19世紀後半に「war」(戦争)と「time」(時間)の合成語として使用され始めました。
ニュアンス:
- 戦争が行われている期間全体を指し、平時(平和の時)と対比されることが多いです。
- 口語でも文章でも使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広く使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
文法的特徴:
- 可算名詞(但し、通常は単数形で使われる)
一般的な構文:
- During wartime, people faced many hardships.(戦時中、人々は多くの困難に直面しました)
- Wartime policies often include rationing of food and fuel.(戦時の政策にはしばしば食料や燃料の配給が含まれます)
5. 実例と例文
日常会話:
My grandfather often talks about his experiences during wartime.
(祖父は戦時中の経験についてよく話します)Wartime stories are always so fascinating.
(戦時の話はいつもとても魅力的です)Many buildings were damaged during wartime.
(多くの建物が戦時中に被害を受けました)
ビジネス:
The wartime economy required many changes in production.
(戦時経済は生産に多くの変化を必要としました)Wartime strategies can sometimes be applied to business.
(戦時の戦略は時折ビジネスにも応用できます)The company adopted a wartime mentality to survive the crisis.
(会社は危機を乗り切るために戦時の心構えを取り入れました)
学術的:
The study examines the impact of wartime rationing on nutrition.
(この研究は戦時の配給が栄養に与える影響を調査します)Wartime propaganda played a significant role in shaping public opinion.
(戦時のプロパガンダは世論形成に大きな役割を果たしました)The effects of wartime trauma on soldiers are still being researched.
(兵士に対する戦時のトラウマの影響は今でも研究されています)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- conflict time(紛争時): より狭義の戦争や紛争期間を指す
- combat period(戦闘期間): 主に戦闘が行われている期間を指す
反意語:
- peacetime(平時): 戦争が行われていない平和な時期
使用例の違い:
- wartime vs peacetime: Wartime strategies differ significantly from peacetime strategies.(戦時の戦略は平時の戦略とは大きく異なります)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈwɔːrtaɪm/
強勢: 第一音節にアクセントがある(WAR-time)
アメリカ英語とイギリス英語: 発音はほぼ同じですが、アクセントの強弱やイントネーションに若干の違いがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
よくある間違い:
- スペルミス:
wartime
をwar time
と誤って分割して書くことがある - 同音異義語:
wartime
とwartime(戦時)
は意味が異なるが同じ発音を持つため、文脈で区別する必要がある
試験対策:
- TOEICや英検では、戦争や歴史に関する問題で出題されることがあります。「wartime」の意味と使用例をしっかり覚えると良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすくするためのヒント:
- 「war(戦争)」と「time(時間)」の合成語であることから、戦争の時間=戦時と覚えると良いでしょう。
- 戦時中の映画やドラマを観ることで、実際の使用例をイメージしやすくなります。
勉強テクニック:
- 戦時のエピソードや歴史的事象と関連付けて覚えると、より記憶に残りやすくなります。
意味のイメージ
意味(1)
戦時
意味(2)
戦時の