wit
〈U〉『機知』,機転,ウィット / 〈C〉『機知に富む人』,機転のきく人 / 《複数形で;単数扱い》『理解(表現)力』,知性 / 《複数形で》(物事を見抜いたりもくろんだりする)才覚,才知 / 《複数形で;単数扱い》正気
1. 基本情報と概要
wit(名詞)
英語:
- The capacity for inventive thought and quick understanding; keen intelligence.
- A natural aptitude for using words and ideas in a quick and inventive way to create humor.
日本語:
- 発明的な思考や素早い理解力、鋭い知性。
- 言葉やアイデアを素早く巧みに使い、ユーモアを生み出す能力。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、誰かが機知に富んだジョークを言ったときや、素早く鋭い返答をしたときに使われます。
品詞: 名詞
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
語幹: wit
派生語や関連語:
- witty(形容詞): 機知に富んだ
- wittingly(副詞): 故意に
よく使われるコロケーション:
- quick wit (素早い機知)
- sharp wit (鋭い機知)
- dry wit (ドライなユーモア)
- biting wit (辛辣な機知)
- natural wit (天性の機知)
- verbal wit (言葉の機知)
- display wit (機知を発揮する)
- wit and humor (機知とユーモア)
- wit and wisdom (機知と知恵)
- lack of wit (機知の欠如)
3. 語源とニュアンス
語源:
古英語の witan
(知る、理解する)に由来します。元々は「知識」や「理解力」を意味していました。
ニュアンス:
「wit」は知性や機知を表現するため、特にユーモラスな文脈で使われることが多いです。口語でも文章でも使われますが、フォーマルな場面では「機知に富んだ」といった意味合いで使用されることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
名詞: 可算名詞としても不可算名詞としても使われます。
一般的な構文やイディオム:
- to be at one's wits' end: 頭を抱える
- to have a quick wit: 素早い機知を持つ
- to match wits with someone: 誰かと機知を競う
5. 実例と例文
日常会話での例文:
- His wit always makes our conversations more interesting.
- She has a sharp wit that can catch anyone off guard.
- I love his dry wit; it's so subtle and clever.
ビジネスでの例文:
- Her wit and intelligence make her a valuable asset to the team.
- During the meeting, he displayed his wit by solving the problem quickly.
- The CEO's wit during the presentation kept the audience engaged.
学術的な文脈での例文:
- The philosopher's wit is evident in his writings, blending humor with deep insight.
- Scholars often debate the wit and wisdom found in classical literature.
- Her dissertation was notable for its wit and intellectual rigor.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- intelligence(知性)
- humor(ユーモア)
- cleverness(賢さ)
- ingenuity(創意工夫)
反意語:
- dullness(鈍さ)
- stupidity(愚かさ)
- ignorance(無知)
比較例:
- wit は特に言葉を使った機知を指し、ユーモアを伴うことが多い。
- intelligence は広範な知性全般を指す。
- humor は単純に面白いことを指すが、必ずしも知性的であるとは限らない。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /wɪt/
アクセント: 第一音節にアクセントがあります。
よくある発音の間違い:
「ウィット」と「ワイト」との混同に注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: 「wit」のスペルは短く、簡単そうですが、「whit」や「with」と混同しないように注意が必要です。
同音異義語:
「wit」と「whit」は発音が似ていますが、意味が異なります。「whit」は非常に少量のことを指します。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「Wit」は「知恵」とかけ合わせると覚えやすいです。「機知(きち)」と「Wit」は音が似ているので、関連付けると良いでしょう。
勉強テクニック:
「Wit」を使ったユーモラスなエピソードやジョークを思い出すことで、自然と単語の意味とニュアンスを理解できるようになります。
〈C〉機知に富む人,機転のきく人
《複数形で;単数扱い》理解(表現)力,知性
《複数形で》(物事を見抜いたりもくろんだりする)才覚,才知
《複数形で;単数扱い》正気
〈U〉機知,機転,ウィット