元となった辞書の項目
absurd
解説
1. 基本情報と概要
absurd は形容詞で、「不合理な、ばかげた」という意味です。英語では ridiculously unreasonable, illogical, or inappropriate
という意味です。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞:形容詞
- 他の品詞の例:
- 名詞:absurdity(不合理、ばかげたこと)
- 副詞:absurdly(不合理に、ばかげて)
CEFRレベル:B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語:ab- (「離れて、否定」を意味する)
- 語幹:surd (「聴覚、音声」に関連)
派生語や類縁語:
- absurdity(名詞):不合理、ばかげたこと
- absurdly(副詞):不合理に、ばかげて
よく使われるコロケーション:
- absurd idea:ばかげた考え
- absurd situation:不合理な状況
- absurd argument:ばかげた議論
- absurd claim:不合理な主張
- absurd amount:ばかげた量
- absurd behavior:ばかげた行動
- absurd notion:ばかげた概念
- absurdly high:ばかげて高い
- absurdly low:ばかげて低い
- absurd comedy:不条理なコメディ
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の absurdus
に由来し、「不協和音、不調和」を意味します。
ニュアンス:
「absurd」は、非常に不合理で現実的でない事柄を指す時に使われます。口語でも文章でも使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広く利用されます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文やイディオム:
- It is absurd that...:...というのはばかげている
- The absurdity of...:...のばかげた点
使用シーン:
- フォーマル/カジュアル:どちらでも使用可能
- 文法上のポイント:形容詞として使われる
5. 実例と例文
日常会話:
- That idea is completely absurd.(その考えは完全にばかげている。)
- It's absurd to think that he could finish it in one day.(彼がそれを一日で終えるなんてばかげている。)
- The prices here are absurdly high.(ここの価格はばかげて高い。)
ビジネス:
- His proposal was deemed absurd by the committee.(彼の提案は委員会によってばかげていると見なされた。)
- The absurdity of the situation was not lost on the team.(その状況のばかげた点はチームには伝わった。)
- The demands made by the client were absurd.(クライアントからの要求はばかげていた。)
学術的な文脈:
- The theory was dismissed as absurd by many scholars.(その理論は多くの学者によってばかげたものとして却下された。)
- The philosopher discussed the absurdity of human existence.(哲学者は人間の存在の不条理について議論した。)
- The experiment yielded absurd results.(その実験はばかげた結果をもたらした。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- ridiculous(ばかげた)
- ludicrous(笑いを誘うほどばかげた)
- preposterous(不合理な、非常識な)
反意語:
- logical(論理的な)
- reasonable(合理的な)
- sensible(賢明な)
ニュアンスの違い:
- ridiculous は笑えるほどばかげている意味が強く、「滑稽な」ニュアンスがあります。
- ludicrous は「笑いを誘うほどばかげた」ニュアンスがあります。
- preposterous は「非常識で不合理な」意味が強調されます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/əbˈsɜːrd/ または /æbˈsɜːrd/
- アメリカ英語とイギリス英語で発音はほぼ同じです。
- 強勢は
surd
の部分にあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:absurdの「u」を忘れることが多いです。
- 同音異義語:なし
- TOEIC・英検:ビジネスや日常会話で使われることがあるため、出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「ab-」(否定)+「surd」(音)で「不調和な音」をイメージすると覚えやすいでしょう。ばかげた、不合理な状況を思い浮かべると記憶に残りやすいです。
「アブサード」と発音し、「アブないサード(third)ベースの選手」というイメージで覚えるのも効果的です。
意味のイメージ
意味(1)
道理に合わない(unreasonable);ばかばかしい(foolish)