元となった辞書の項目
chancellor
解説
1. 基本情報と概要
Chancellor(チャンセラー)
- 英語: Chancellor
- 日本語: 首相、総長、大蔵大臣
「chancellor」は、国家や大学の重要な役職を指す言葉です。具体的には、ドイツやオーストリアなどの首相や、大学の総長として使われることが多いです。また、イギリスでは財務大臣(Chancellor of the Exchequer)を指すこともあります。
- 品詞: 名詞(Noun)
- CEFRレベル: C1 (上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: chancellor
関連語:
- Chancellery(大臣の職務、事務局)
- Chancellorship(大臣の地位)
コロケーション:
- Chancellor of the Exchequer(財務大臣)
- German Chancellor(ドイツの首相)
- University Chancellor(大学の総長)
- Vice Chancellor(副総長)
- Chancellor's office(総長室)
- High Chancellor(大臣)
- Chancellor's speech(総長のスピーチ)
- Chancellor's decision(総長の決定)
- Former Chancellor(元総長)
- Chancellor appointment(総長の任命)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語:
cancellarius
(書記官、秘書)
歴史:
この言葉は中世ヨーロッパにおいて、王や貴族の秘書官や顧問を指す言葉として使われていました。現代では、国家や大学の重要な役職を指す言葉となっています。
ニュアンス:
- フォーマル: 政府や大学などの公式な文脈で使われます。
- カジュアル: 日常会話ではあまり使われません。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- Chancellor + of + 名詞(例: Chancellor of the University)
- 動詞 + Chancellor(例: appoint the Chancellor)
名詞の特徴:
- 可算名詞: 複数形は
chancellors
5. 実例と例文
日常会話:
The Chancellor gave a speech at the university today.
(今日、総長が大学でスピーチをしました。)
ビジネス:
The Chancellor of the Exchequer announced new tax policies.
(財務大臣が新しい税政策を発表しました。)
学術的:
The University Chancellor will be attending the conference.
(大学の総長がその会議に出席します。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Prime Minister(首相)
- President(大統領、会長)
- Dean(学部長)
反意語:
- Subordinate(部下)
- Assistant(助手)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /ˈtʃɑːn.səl.ər/(アメリカ英語), /ˈtʃæn.səl.ər/(イギリス英語)
- アクセント: 第一音節
chan
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
chancelor
と間違いやすい - 同音異義語: なし
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「chancellor」は「大臣」や「総長」と覚えるのが良いでしょう。歴史的には「キャンセル(cancel)」に似た響きがあるため、「書記官」から進化した役職と覚えると良いかもしれません。
以上が「chancellor」の詳細な解説です。
意味のイメージ
意味(1)
(西独・オーストリアなどの)首相
意味(2)
(アメリカのいくつかの大学で)総長,学長
意味(3)
《米》衡平法裁判所(court of equity)の判事
意味(4)
(国王などの)秘書;(外交官の)一等書記官
意味(5)
各種の高官の称号 元老院