overall
1. 基本情報と概要
overall (副詞)
- 英語: overall
- 日本語: 全体的に、概して、総じて
「overall」は、全体的に見た場合や全体を通じてという意味で使われる副詞です。何かを総合的に評価する際に使われることが多いです。例えば、あるプロジェクトの全体的な進捗や結果を評価する際に「overall」という単語が用いられます。
CEFRレベル: B2 (中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: over-(上に、超えて)
- 語幹: all(全て)
関連語
- 形容詞: overall(全体の、総合的な)
コロケーション(共起表現)
- Overall performance(全体的なパフォーマンス)
- Overall impression(全体的な印象)
- Overall result(全体的な結果)
- Overall experience(全体的な経験)
- Overall view(全体的な見解)
- Overall assessment(全体的な評価)
- Overall quality(全体的な品質)
- Overall effect(全体的な効果)
- Overall strategy(全体的な戦略)
- Overall cost(全体的なコスト)
3. 語源とニュアンス
「overall」という単語は、「over」と「all」の組み合わせから来ています。17世紀頃から使われ始め、全体を通じてという意味で使われるようになりました。
ニュアンスとしては、特定の部分だけでなく全体を見渡して評価することを意味します。カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使用されますが、特にレポートやプレゼンテーションなどでよく見かける言葉です。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- Overall, the project was a success.(全体的に見て、このプロジェクトは成功でした。)
- The overall quality of the product is excellent.(製品の全体的な品質は素晴らしい。)
このように、文の冒頭に置いて全体的な評価を述べる形で使われることが多いです。また、形容詞としても使われる場合があります。
5. 実例と例文
日常会話
- Overall, I had a great time at the party.(全体的に見て、パーティーは楽しかった。)
- The movie was good overall.(映画は全体的に良かった。)
ビジネス
- Overall, the quarterly results exceeded our expectations.(全体的に見て、四半期の結果は我々の期待を超えました。)
- Overall performance needs improvement.(全体的なパフォーマンスは改善が必要です。)
学術的な文脈
- The overall findings of the study indicate a positive trend.(研究の全体的な結果はポジティブな傾向を示しています。)
- Overall, the data supports our hypothesis.(全体的に見て、データは我々の仮説を支持しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Generally(一般的に)
- In general(概して)
- On the whole(全体的に)
反意語
- Specifically(特に)
- Particularly(特に)
ニュアンスの違い
「Generally」や「In general」は、特定のケースではなく一般的なケースを指す場合に使われます。「Overall」は、特定の事象の全体的な評価をする際に使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˌoʊ.vɚˈɔːl/(アメリカ英語), /ˌəʊ.vəˈrɔːl/(イギリス英語)
強勢: 第二音節に強勢が置かれます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「over all」と分けて書くと意味が変わります。
- 同音異義語: 「over all」(全体を通して)と混同しないように注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「over」と「all」を組み合わせて「全体を通して」という意味になると覚えると良いでしょう。また、全体の評価をする場面で使うことを意識すると定着しやすいです。
全般的に,全面的に
端から端まで