元となった辞書の項目
except
解説
接続詞「except」の詳細解説
1. 基本情報と概要
except (英語):「〜を除いて、〜以外は」
日本語:ある特定のものを除いて、それ以外のすべてについて言及する際に使われる接続詞です。例えば、「全員が来た except Tom.(トムを除いて全員が来た)」のように、特定の要素を除外するニュアンスがあります。
- 品詞:接続詞、前置詞
- CEFRレベル:B1(中級)
例:
- 接続詞:We all went to the park except John.(ジョンを除いて、私たちは全員公園に行った。)
- 前置詞:Everyone was happy except her.(彼女を除いて、全員が幸せだった。)
2. 語構成と詳細な意味
exceptは単語全体で意味を持ち、特に分解する接頭語や接尾語はありません。他の単語との関連性や派生語は以下の通りです。
関連語:
- exception(名詞):例外
- exceptional(形容詞):例外的な
コロケーション:
- except for - 〜を除いて
- everyone except - 〜を除いた全員
- all except - 〜以外の全て
- nothing except - 〜以外何も
- anyone except - 〜以外の誰でも
- everything except - 〜以外の全て
- no one except - 〜を除いて誰も
- except when - 〜の場合を除いて
- except on - 〜の日を除いて
- except that - 〜ということを除いて
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の
exceptus
から派生。ラテン語のexcipere
(外へ取る、取り除く)に由来。
ニュアンス:
- ほとんどの状況に適用されるが、特定のものだけを除外する際に使われます。感情的な響きはほとんどなく、説明的・論理的な用法が多いです。
使用シーン:
- 口語、文章の両方で使用され、フォーマル・カジュアルどちらでも適しています。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- except + 名詞:Everyone except John was present.(ジョンを除いて全員が出席していた。)
- except + 動名詞:She works every day except Sundays.(日曜日を除いて彼女は毎日働いている。)
- except that + 文:I would go except that I have a meeting.(会議があるので行けない。)
文法上のポイント:
- except は接続詞としても前置詞としても使えるが、文脈によって使い分ける必要があります。
- except for は通常、前置詞として使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
- Everyone is coming to the party except Tom.(トムを除いて全員がパーティーに来る。)
- I eat everything except broccoli.(ブロッコリー以外は何でも食べる。)
- We are open every day except holidays.(祝日を除いて毎日営業しています。)
ビジネス:
- All employees except the manager attended the meeting.(マネージャーを除いて全社員が会議に出席した。)
- The office is open daily except on weekends.(週末を除いて毎日営業しています。)
- Please complete all tasks except the last one.(最後のタスク以外を全て完了してください。)
学術的な文脈:
- The theory holds true in all cases except this one.(この場合を除いて理論は全てのケースに当てはまる。)
- The data is consistent except for a few anomalies.(いくつかの異常を除いてデータは一貫している。)
- Except when otherwise noted, the experiments were conducted under the same conditions.(特に注記がない限り、実験は同じ条件下で行われた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
besides(〜の他に):例外ではなく追加を表します。
- 例:I like all fruits besides bananas.(バナナの他に全てのフルーツが好き。)
but(しかし):対比を表す。
- 例:I would go, but I have a meeting.(行きたいけど、会議がある。)
反意語:
- including(〜を含む):例外ではなく含むことを表します。
- 例:Everyone came, including Tom.(トムを含めて全員が来た。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /ɪkˈsɛpt/
強勢:
- 第2音節に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 発音に大きな違いはありません。
よくある発音の間違い:
accept
(受け入れる)と混同しやすいので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- accept(受け入れる)との混同に注意。スペルや意味が異なります。
- except for の使い方を正確に理解することが重要です。
試験対策:
- TOEICや英検などで頻出の単語であり、例外を示す際によく使われます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ex
が「外へ」という意味を持つため、「何かを取り除く、外に出す」というイメージで覚えると良いでしょう。- except は「エクセプト」と発音し、特定のものを除外する際に使います。
このように、「except」は特定のものを除外する際に使われる便利な単語です。いろいろな例文を通じてその使い方を身につけましょう。
意味のイメージ
意味(1)
…を除いて,のほかは