元となった辞書の項目
routine
解説
1. 基本情報と概要
routine(ルーティン)
- 意味(英語): A regular way of doing things in a particular order.
- 意味(日本語): 特定の順序で物事を行う定常的なやり方。日常の決まりきった作業や流れを指します。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞: 名詞(Noun)
CEFRレベル: B1(中級)
- 日常的な活動や習慣についての話題でよく使われるため、中級レベルの英語学習者が理解しやすい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 語幹:
rout
- この単語の語幹は特定の意味を持たないが、route
(ルート、道筋)と関連があり、決まった道筋や流れを示唆します。 - 接尾語:
-ine
- 特定の形容詞や名詞を作るために使われる。
派生語や類縁語:
- routinely (副詞): 定期的に、習慣的に
- routineness (名詞): 定常性、規則性
よく使われるコロケーション:
- daily routine(毎日のルーティン)
- morning routine(朝のルーティン)
- work routine(仕事のルーティン)
- exercise routine(運動のルーティン)
- break the routine(ルーティンを破る)
- fall into a routine(ルーティンに陥る)
- establish a routine(ルーティンを確立する)
- stick to a routine(ルーティンを守る)
- change the routine(ルーティンを変える)
- routine check(ルーティンチェック)
3. 語源とニュアンス
語源:
routine
はフランス語のroutine
(決まりきった道筋)に由来し、さらにラテン語のrupta
(破れた道)に遡ります。
ニュアンス:
routine
は一般的に肯定的な意味合いで使われ、日常生活の一部として重要な要素と見なされます。しかし、時には単調さや退屈さを示すこともあります。
使用シーン:
- 口語・文章の両方で使われます。カジュアルな場面からフォーマルな場面まで幅広く使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- 可算名詞としても不可算名詞としても使われます。
- 可算名詞:
He has a morning routine.
- 不可算名詞:
Routine is important for productivity.
- 可算名詞:
一般的な構文やイディオム:
get into a routine
(ルーティンに入る)upset the routine
(ルーティンを乱す)
5. 実例と例文
日常会話:
My morning routine includes a cup of coffee and reading the news.
(私の朝のルーティンにはコーヒーを飲みながらニュースを読むことが含まれます。)Do you have a specific bedtime routine?
(特定の就寝ルーティンはありますか?)I need to break my routine and try something new.
(ルーティンを破って新しいことを試してみる必要があります。)
ビジネス:
Our daily work routine helps maintain productivity.
(私たちの日々の仕事のルーティンは生産性を維持する助けになります。)Routine checks are essential for ensuring safety.
(ルーティンチェックは安全を確保するために不可欠です。)Establishing a routine can improve time management.
(ルーティンを確立することで時間管理が向上します。)
学術的:
The study examines the effects of a consistent exercise routine on health.
(この研究は一貫した運動ルーティンが健康に及ぼす影響を調べています。)Routine behaviors are critical in habit formation.
(ルーティン行動は習慣形成において重要です。)Routine maintenance of equipment is necessary to prevent breakdowns.
(機器のルーティンメンテナンスは故障を防ぐために必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- habit(習慣): 個人的な習慣や癖を指す。例:
Smoking is a bad habit.
(喫煙は悪い習慣です。) - schedule(スケジュール): 予定された活動の時間割を指す。例:
My schedule is packed today.
(今日はスケジュールが詰まっています。) - procedure(手順): 特定の順序で行う公式な手続き。例:
Follow the procedure for safety.
(安全のために手順に従ってください。)
反意語:
- chaos(混乱): 無秩序な状態。例:
The office was in chaos after the system failure.
(システム障害の後、オフィスは混乱していました。) - spontaneity(自発性): 即興的な行動。例:
Her spontaneity makes every day exciting.
(彼女の自発性は毎日を楽しくします。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ruːˈtiːn/
- アクセントの位置: 第二音節
tine
にアクセントが置かれます。 - アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音に大きな違いはありませんが、地域による微妙な音の違いがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
routine
のスペルはrout
とine
で構成されており、routin
やrootine
と誤記されやすいです。 - 同音異義語:
root
(根)やroute
(ルート)と混同しないように注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のヒント:
route
(ルート)とroutine
(ルーティン)は似た音を持つため、日常の「ルート」や「道筋」として覚えるとよいです。 - イメージ: 毎日同じ時間に同じ活動をする様子をイメージすると覚えやすくなります。
このように、「routine」は日常生活やビジネスの場面で非常に役立つ単語です。特に習慣や定常的な活動に関連する話題で頻繁に使用されますので、ぜひ覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
いつもの手順,決まりきった仕事
意味(2)
(喜劇・踊りの)型どおりの演技
意味(3)
(することや,やり方に)変化がないこと,単調