severe
1. 基本情報と概要
severe(形容詞)
- 英語: severe
- 日本語: 厳しい、深刻な、重大な、重度の
「severe」は、厳しい状況や深刻な問題、重大な事態を指すときに使われる形容詞です。天候や病気、罰などが非常に厳しい、あるいは深刻であることを示します。
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: なし
- 語幹: sever(ラテン語の「severus」から派生)
- 接尾語: なし
派生語や類縁語:
- severely(副詞): 厳しく、深刻に
- severity(名詞): 厳しさ、深刻さ
共起表現(コロケーション):
- severe weather(厳しい天気)
- severe pain(激しい痛み)
- severe punishment(厳しい罰)
- severe injury(重傷)
- severe criticism(厳しい批判)
- severe condition(重篤な状態)
- severe headache(激しい頭痛)
- severe drought(深刻な干ばつ)
- severe depression(重度のうつ病)
- severe impact(重大な影響)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の「severus」から派生し、もともとは「厳格な」や「厳しい」という意味を持っていました。
ニュアンス:
「severe」は非常に強い感情や状況を表し、しばしばネガティブな意味合いを持ちます。フォーマルな文脈や公式な場面で使用されることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
文法的な特徴:
- 可算・不可算の区別: 不可算
- 他動詞・自動詞の使い分け: 該当なし(形容詞のため)
一般的な構文やイディオム:
The weather is severe today.
(今日は天気が厳しい。)She received severe criticism from her boss.
(彼女は上司から厳しい批判を受けた。)
5. 実例と例文
日常会話:
The winter here can be quite severe.
(ここの冬はかなり厳しいことがあります。)I have a severe headache.
(ひどい頭痛がします。)He faced severe punishment for his actions.
(彼は自分の行動のために厳しい罰を受けました。)
ビジネス:
The company is facing severe financial difficulties.
(会社は深刻な財務危機に直面しています。)We need to address the severe shortage of staff.
(深刻な人手不足に対処する必要があります。)The severe weather conditions delayed our shipment.
(厳しい天候条件のために出荷が遅れました。)
学術的:
The severe impact of climate change on biodiversity is well-documented.
(気候変動が生物多様性に与える重大な影響はよく記録されています。)Severe acute respiratory syndrome (SARS) was a significant health threat in 2003.
(重症急性呼吸器症候群(SARS)は2003年に重大な健康脅威でした。)The patient is suffering from severe depression.
(患者は重度のうつ病に苦しんでいます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- harsh(厳しい): より感情的な厳しさを伴う
- 例:
The teacher's harsh criticism was hard to take.
(先生の厳しい批判は受け入れがたいものでした。)
- 例:
- intense(強烈な): 強度が高いが、必ずしもネガティブではない
- 例:
The meeting was intense but productive.
(会議は激しかったが生産的でした。)
- 例:
- serious(深刻な): 重大で注意が必要な状況
- 例:
This is a serious issue that we need to address immediately.
(これは即座に対処すべき重大な問題です。)
- 例:
反意語:
- mild(穏やかな): 厳しさや強度が低い
- 例:
The weather is mild today.
(今日は穏やかな天気です。)
- 例:
- lenient(寛大な): 厳しくない、優しい
- 例:
The judge was lenient in his sentencing.
(判事は寛大な判決を下しました。)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /sɪˈvɪr/
強勢(アクセント):
- 「severe」のアクセントは第2音節に置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い:
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語の方が若干強調が強い傾向があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
severe
のスペルは「sever」と混同しやすいですが、「e」が2つ続くことを忘れないようにしましょう。
同音異義語との混同:
sever
(切断する)と混同しないように注意が必要です。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験で「severe」はビジネスや健康に関連する文脈で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「severe」は「severe weather」などのフレーズで覚えると良いでしょう。また、「severe」の「se」を「serious」(深刻な)と関連付けて覚えると、意味が思い出しやすくなります。英語の「severe」はラテン語の「severus」に由来するため、覚えやすい語源としても利用できます。
「severe」という単語を覚える際に、厳しい状況や深刻な問題を連想するイメージを持つと、意味が頭に入りやすいでしょう。
(人・法律などが)厳しい,厳格な
(態度・表情が)厳粛な,いかめしい
(病気などが)重い,危険な
(様式・趣味などが)簡素な,じみな,飾りのない
(人の体に)厳しくこたえる,激しい
(試験などが)難しい,厳しい